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鼠径ヘルニア

鼠径ヘルニアによる腹痛は危険?放置のリスク


こんにちは!
鼠径(そけい)ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」です。

当院では日々、鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術を行っています。
男性の3人に1人は一生涯で一度は鼠径ヘルニア(脱腸)を発症する可能性があるとの研究報告もあり、私たちにとって身近な病気といえるでしょう。

今回のテーマは、「鼠径ヘルニアによる腹痛は危険?放置のリスク」です。


鼠径ヘルニアは、足の付け根(鼠径部)の筋肉が弱くなり、お腹の中の腸や脂肪が飛び出してしまう病気です。
初期の段階では「足の付け根に違和感がある」「ふくらみができた」という軽い症状が多いですが、進行すると腹痛を引き起こすことがあります。
この記事では、鼠径ヘルニアによる腹痛の原因や対処法についてわかりやすく説明します。

鼠径ヘルニアで腹痛が起こる2つの原因


鼠径ヘルニアによる腹痛は、主に以下の2つの原因で発生します。

嵌頓(かんとん):鼠径ヘルニアが進行すると、飛び出した腸が鼠径部で締め付けられて戻らなくなることがあります。
これを「嵌頓(かんとん)」と呼びます。
この状態になると、腸の血流が止まり、壊死(組織が死んでしまうこと)を引き起こす危険があります。
嵌頓は激しい腹痛を伴い、緊急手術が必要になるため、早めの対処が大切です。



腹圧の上昇:鼠径ヘルニアは、咳をしたり重いものを持ったときなど、腹圧が高まる動作で症状がすることがあります
その結果、鼠径部やお腹全体に痛みが広がることがあります

鼠径ヘルニアによる腹痛の特徴

  • 足の付け根や下腹部にズキズキとした差し込むような痛みがある
  • 痛みが立ち上がると強くなり、横になると楽になる
  • 腫れやふくらみを押しても戻らない場合がある

このような症状が見られた場合は、できるだけ早く医療機関を受診することをおすすめします。

鼠径ヘルニアによる腹痛を放置するとどうなる?

鼠径ヘルニアによる腹痛を放置すると、次のようなリスクがあります。

  • 腸閉塞(腸が詰まる病気):嵌頓が原因で腸が詰まり、食べ物が通らなくなることがあります。これにより、吐き気や嘔吐、激しい腹痛が起こります。
  • 腸の壊死:血流が遮断された腸が壊死すると、命に関わる状態になることがあります。早期の手術が必要です。

これらの危険を避けるためにも、腹痛を感じたらすぐに医師に相談しましょう。


鼠径ヘルニアの治療方法


鼠径ヘルニアは手術でしか治すことができません。当院では、負担の少ない日帰り手術(腹腔鏡手術)を行っています。
当院で行っている術式、SILS-TEP法(Single Incision Laparoscopic Surgery-Total Extraperitoneal)は、鼠径ヘルニアの治療法の一つで、特に日帰り手術に向いています。
この手術では、細いカメラ(腹腔鏡)を使い、お腹に小さな穴をひとつ開けて治療します。
SILS-TEP法の一番の特徴は、体への負担が少ないことです。
傷が小さいので、手術後の回復がとても早く、痛みもほとんどありません。
このため、手術を受けたその日に家に帰ることができる方法として、多くの患者さんに選ばれています。


まとめ


鼠径ヘルニアで腹痛を感じる場合、それは鼠経ヘルニアの進行のサインかもしれません。
特に嵌頓のような状態に陥ると、緊急手術が必要になる場合もあります。
痛みを感じたら早めに医師に相談し、安全に治療を受けましょう。
鼠径ヘルニアは適切な治療を受けることで、健康な生活を取り戻すことができます。

この記事では、「鼠径ヘルニアによる腹痛は危険?放置のリスク」についてご紹介しました。

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鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。

鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。

鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。

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