鼠径ヘルニアの症状とは?
こんにちは!Gi外科クリニックです。
今日は、「鼠径ヘルニアの症状とは?」
鼠径ヘルニアが起こると、どのような症状があるのかをわかりやすく解説したいと思います。
鼠径ヘルニアとは
鼠径ヘルニアは、腹部の内容物が腹壁の弱い部分を通って飛び出す状態を指します。
これは通常、腹部の下部に位置し、特に鼠径部と呼ばれるエリアで発生します。
鼠径ヘルニアの主な症状
鼠径ヘルニアの一般的な症状には、次のようなものがあります。
- 恥骨の両側のエリアに現れる膨らみ。立っている時や咳をしたり力を入れたりすると、この膨らみはより明らかになります。
- 膨らみの部分で感じる燃焼感や鈍痛。
- 曲がる、咳をする、重いものを持ち上げるときに鼠径部に感じる痛みや不快感。
- 鼠径部に感じる重だるさや引っ張られる感じ。
- 鼠径部の弱さや圧迫感。
- 時々、飛び出た腸が陰嚢に降りてくると、睾丸周辺で痛みや腫れが生じることがあります。
特に小さな子供や新生児では、泣いたり、咳をしたり、排便時に力を入れたりするときにのみヘルニアが見えることがあります。
また、ヘルニアで脱出した腸が腹壁の穴にはまってしまい、血流が遮断される「絞扼性ヘルニア(嵌頓:かんとん)」は、命を脅かす可能性があります。
絞扼性ヘルニアの兆候には、吐き気、嘔吐、発熱、急激に激しくなる痛み、ヘルニアの膨らみが赤く、紫色、または暗色に変わること、便やガスを排出できないことが含まれます。
鼠径ヘルニアの診断
鼠径ヘルニアの診断は、通常、医療の専門家による診察で行われます。
患者さまに、立って咳をしたり、力を入れてもらい、ヘルニアの有無を確認します。
診察でヘルニアの確認が難しい場合は、超音波やCTスキャンなどの画像検査が行われることがあります。
鼠径ヘルニアの予防
鼠径ヘルニアの予防には、重い物を正しく持ち上げる、便秘を避ける、持続的な咳を治療する、前立腺の問題がある場合は適切な治療を受ける、過体重の場合は体重を減らすなどの予防策があります。
既に鼠径ヘルニアの手術を受けた場合や、小さなヘルニアを経過観察している場合は、便秘を避けるために食物繊維を多く含む食事を心がけ、十分な水分を摂取し、適度な運動をすることが大切です。
もし鼠径ヘルニアの症状が悪化した場合や、手術後に違和感がある場合は、速やかに医師に相談してください。
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鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。
鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。
鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。
24時間365日受付中!
また受診はためらうけど症状が気になる方のための無料相談窓口も設けています。
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カテゴリ:鼠径ヘルニア