鼠径ヘルニア完全ガイド

鼠径ヘルニア

鼠径ヘルニアの症状とは?


今日のテーマは、「鼠径ヘルニアの症状とは?」
鼠径ヘルニアが起こると、どのような症状があるのかをわかりやすく解説したいと思います。

鼠径ヘルニアとは?


鼠径ヘルニア(脱腸)は、お腹の中の腸などが腹壁の弱い部分から飛び出してくる病気です。多くは足の付け根(鼠径部)にふくらみとして現れます。

最初は「ふくらみが出たり引っ込んだりするだけ」で済むこともあります。しかし放置すると、飛び出した腸が戻らなくなる「嵌頓(かんとん)」を起こすことがあり、命に関わる緊急事態になることもあります。

参照元:Inguinal Hernia(National Institutes of Health)

鼠径ヘルニアの主な症状

鼠径ヘルニアの一般的な症状には、次のようなものがあります。

  • 足の付け根にふくらみが出る(立った時、力んだ時に目立つ)
  • ふくらみを押すと戻るが、繰り返し出てくる
  • ポケットに手を入れて「押し込むクセ」がついている
  • 重たい物を持ったときや咳・くしゃみで違和感が強くなる
  • 長時間歩いた後や夕方にふくらみが大きくなる
  • 陰嚢までふくらみが降りてきて、睾丸まわりが腫れる・痛む

放置の危険性:嵌頓(かんとん)
参照元:Inguinal hernia - Symptoms & causes

飛び出した腸が戻らなくなると「嵌頓」と呼ばれる状態になります。
血流が止まり、腸が壊死してしまうこともあり、緊急手術が必要になります。


嵌頓のサインは次の通りです。

  • ふくらみが固くなり、押しても戻らない
  • 強い痛みが出てきた
  • 吐き気・嘔吐がある
  • 熱が出る
  • 便やガスが出ない
  • ふくらみの色が赤や紫に変わる

このような症状が出た場合は、迷わず救急外来を受診してください。

鼠径ヘルニア(脱腸)チェックリスト:あなたの症状は大丈夫?

次の項目に当てはまるものに✔してください。

  • 足の付け根にふくらみがある
  • 立つ・咳をする・力むとふくらみが大きくなる
  • 横になるとふくらみが消える
  • 押し込んで戻している
  • 夕方になるとふくらみが大きくなる
  • 違和感や重だるさを感じる
  • 痛みはないが、繰り返し出てくる
  • 痛みや吐き気を伴うことがある

ひとつでも当てはまる場合、鼠径ヘルニアの可能性があります。


治療は日帰りで可能です

「手術」と聞くと入院や長い休養を想像される方も多いですが、現在は 日帰り手術 が主流です。
最新の腹腔鏡手術(SILS-TEP)は、傷が小さく、翌日から普段通りの生活に戻れる方がほとんどです。

  • 入院不要
  • 傷あとが小さい
  • 翌日から仕事・日常生活が可能

まとめ

鼠径ヘルニアは「命に直結しないから」と放置している方が多いですが、嵌頓を起こせば一気に命に関わる状態になります。

「ふくらみを押し込むクセがある」「違和感があるけど我慢している」という方は、早めに専門クリニックへ相談してください。
今は日帰りで治療が可能です。放置せず、安心して生活を続けるために、一度診察を受けましょう。

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専門の外科医が丁寧に対応いたします。

※この記事は「鼠径ヘルニア 症状」のキーワードでの検索ニーズに応えるため、医師監修のもと作成しています。

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この記事を監修した人


日本外科学会専門医/日本外科学会指導医/日本消化器外科学会認定医/日本ヘルニア学会鼠径部ヘルニア習得医
年間1000人以上の鼠径ヘルニア手術を担当および監修。安全で体へのダメージや再発が非常に少ない術式〈単孔式腹腔鏡下鼠径(そけい)ヘルニア根治術(SILS-TEP法)〉を行う日本有数のドクター。
外科医向けの鼠径ヘルニア手術の教科書を多数執筆する他、主な著書に『1日で治せる 鼠径ヘルニア読本』 合同出版/2024年2月刊/『ヘルニアの外科』(共著) 南江堂/2024年10月刊などがある。

Gi外科クリニック理事長・医師 池田 義博

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鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。

鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。

鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。

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また受診はためらうけど症状が気になる方のための無料相談窓口も設けています。
無料相談窓口では、鼠径ヘルニアに詳しい当院の看護師がご対応致します。

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