当院のそけいヘルニア手術は全身麻酔で行います。
全身麻酔について不安に思うことについて、当院のアンケートで患者さまの声を調べてみましたところ、いくつかご意見をいただきました。
皆さまに安心して手術に臨んでいただけるよう、こちらでは当院で行う全身麻酔について説明させていただきます。
患者さまのアンケート「麻酔について不安なこと」
- 麻酔はちゃんと効くのか?
- 麻酔が途中で切れなりしないのか?
- 本当に目が覚めるのか?
麻酔の流れ
事前に患者さんの体の状態をしっかり検査し、アレルギーや持病を考慮した上でそれぞれのお体に合った麻酔方法を選択します。
全身麻酔を開始する前に、患者さんの脈拍、血圧、呼吸などを監視するモニターをつなぎます。
スタッフが患者さんの頭元にたち、顔色とモニターを常時チェックできるようにします。
こうした準備を整えて全身麻酔を開始します。
全身麻酔を行います。眠る麻酔と痛みを感じ無くなる麻酔です。麻酔を開始するとすぐに眠ります。
麻酔が効いていることを確認し、手術を開始します。手術の間は、麻酔薬を常に投与し続けます。そのため途中で麻酔が切れることはありません。
手術が終了してから麻酔薬の投与を終了します。そうすると時間とともに麻酔薬が体から排出されるため、自然に目覚めます。
回復室で安静にお休みいただいた後、飲み物を飲んでいただき、歩行を確認。その後、帰宅していただきます。
痛みを取る麻酔薬は、投与終了後も効果が持続しますが、時間とともに効果が薄れていきますので、ご帰宅後は必ず、処方された痛み止めや坐薬をご使用ください。
麻酔の疑問点について
アンケートによる患者さまからのご意見を改めておさらいしてみます。
麻酔はちゃんと効くのか?
事前に患者さんの体の状態をしっかり検査し、アレルギーや持病を考慮した上でそれぞれのお体に合った麻酔方法を選択します。
麻酔が途中で切れたりしないのか?
麻酔薬は手術の間は常に投与し続けるため、途中で切れることはありません。
本当に目が覚めるのか?
手術が終わってから麻酔薬を止めます、そうすると、麻酔薬は時間と共に体外に排出されるので、自然に目覚めます。
その他
- 麻酔中は、咳が出たり、尿意を感じることもありません。
- 当院の手術は平均1時間ほどで終わり、手術の前後にご自身でトイレに行くことができます。
- そのため、尿道カテーテルは使用しません。
注意事項
- 次の日の朝までは、全身麻酔の影響で少しぼーっとしたり、ふらつくことがあります。
- 車・バイク・自転車の運転は当日は禁止です。
- タバコを吸っている方は、全身麻酔後に術後肺炎を発症する可能性が高くなります。
- そのため、手術までは確実に禁煙してください。
他にも不安なことがございましたら、遠慮なくお問い合わせください。
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