鼠径ヘルニア修復:手術の選択肢
こんにちは!Gi外科クリニックです。
今日のテーマは、「鼠径ヘルニア修復:手術の選択肢」
鼠径ヘルニアは手術でしか治すことはできません。
今回は、鼠径ヘルニアの手術についてわかりやすく解説したいと思います。
鼠径ヘルニアの手術
鼠径ヘルニアは、腹部の組織が腹壁の弱い部分から飛び出してしまう状態を指します。
治療方法には主に2つの手術方法があります。
「開腹手術」と「低侵襲手術」です。
開腹手術
開腹手術は、局所麻酔と鎮静剤、または全身麻酔のもとで行われます。
この手術では、鼠径部に切開を入れ、飛び出した組織を腹腔内に戻します。
その後、弱くなった部分を縫合したり、メッシュを用いて補強します(ヘルニア修復術)。]
手術後は早期離床が奨励されますが、日常生活に復帰するまでに数週間かかる場合があります。
低侵襲手術
低侵襲手術には、腹腔鏡手術とロボット支援手術があります。
全身麻酔で行います。
腹部に小さな切開を複数か所入れ、ガスを用いて腹部を膨らませた状態で行います。
外科医は腹腔鏡(カメラ)を見ながら手術を進め、メッシュを用いてヘルニアを修復します。
この手術法の患者は、手術後の痛みが少なく、日常生活への復帰が早いことが特徴です。
腹腔鏡手術と開腹手術の長期的な結果は同等とされています。
まとめ
鼠径ヘルニアの治療に関しては、症状の有無やヘルニアの大きさ、患者の健康状態や以前に行った手術の有無など、個々の状況に応じて適切な治療法が選択されます。
特に、ヘルニアが痛みを伴う場合や大きくなっている場合は、重篤な合併症を防ぐために手術が必要になることが多いです。
手術を検討している場合は、医師と相談して、リスクと利益を十分に理解した上で最適な選択を行ってください。
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鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。
鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。
鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。
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カテゴリ:鼠径ヘルニア