鼠径ヘルニア治療、メッシュがずれる原因は?
こんにちは!
鼠径(そけい)ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」です。
当院では日々、鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術を行っています。
男性の3人に1人は一生涯で一度は鼠径ヘルニア(脱腸)を発症する可能性があるとの研究報告もあり、私たちにとって身近な病気といえるでしょう。
今回のテーマは、「鼠径ヘルニア治療、メッシュがずれる原因は?」です。
鼠径ヘルニアは、足の付け根(鼠径部)の筋肉が弱くなり、お腹の中の腸や脂肪が飛び出してしまう病気です。
鼠径ヘルニアは手術でしか治療できません。
鼠径ヘルニアの手術では、「メッシュ」と呼ばれる特殊なネット状の素材が使われます。
このメッシュは、弱くなった筋肉を補強するためのもので、鼠径ヘルニアの再発を防ぐ役割を果たしています。
しかし、「メッシュが手術後にずれるのではないか」と心配される方も少なくありません。
今回は、鼠径ヘルニア手術で使用されるメッシュについて、詳しく解説します。
鼠径ヘルニア治療で使用されるメッシュ
鼠径ヘルニアは、上記でも紹介しましたが、お腹の筋肉が弱くなり、内臓が足の付け根(鼠径部)から飛び出してしまう病気です。
これを修復するために、飛び出した部分を元に戻し、弱った筋肉を補強する必要があります。
鼠径ヘルニアの治療では、この弱くなった筋肉を補強するためにメッシュを使用します。
メッシュは体内に固定され、筋肉の代わりに支えの役割を果たします。
この方法は「再発率が低い」とされ、多くの医療機関で採用されています。
メッシュがずれる原因は?
メッシュがずれることは非常に稀ですが、以下のような原因が考えられます。
- 固定が不十分:メッシュを体内にしっかり固定する技術が重要です。固定が甘い場合、体の動きに合わせてメッシュがずれることがあります。
- 術後の激しい運動:手術後に無理をして体を動かすと、メッシュが安定する前にずれる可能性があります。特に手術後数週間は、体を過度に使わないように注意が必要です。
- 感染症や炎症:手術部位が感染すると、メッシュが適切に固定されずにずれる可能性があります。感染予防のためには、手術後のケアが重要です。
メッシュがずれるリスクを減らすには?
- 技術力のある医師に手術をお願いする:鼠経ヘルニアの手術では、医師の技術が大きく関わります。経験豊富な医師であれば、メッシュの適切な固定と配置を行い、ずれるリスクを最小限に抑えられます。
- 術後の生活指導を守る:手術後の回復期間には、無理な動きや重いものを持つことを控えるようにしましょう。医師から指導された通りの生活を送ることで、メッシュが安定しやすくなります。
- 定期的な経過観察:手術後は定期的に病院で検査を受けることで、メッシュが正しく機能しているかを確認できます。何か違和感があれば、すぐに医師に相談しましょう。
鼠径ヘルニアの手術は安心して受けられるの?
鼠径ヘルニアの手術は、外科領域で多く行われています。
現在では、医療技術の進歩により、メッシュがずれるリスクは非常に低く抑えられています。
また、ずれにくい形状や素材のメッシュが開発されており、患者さんの負担を軽減する工夫がされています。
また、当院で行っている術式、SILS-TEP法(Single Incision Laparoscopic Surgery-Total Extraperitoneal)は、鼠径ヘルニアの治療法の一つで、特に日帰り手術に向いています。
この手術では、細いカメラ(腹腔鏡)を使い、お腹に小さな穴をひとつ開けて治療します。
SILS-TEP法の一番の特徴は、体への負担が少ないことです。
傷が小さいので、手術後の回復がとても早く、痛みもほとんどありません。
このため、手術を受けたその日に家に帰ることができる方法として、多くの患者さんに選ばれています。
まとめ
鼠径ヘルニアの手術は、多くの患者さんにとって効果的で安全な治療法です。
メッシュがずれるリスクはありますが、経験豊富な医師のもとで適切に手術を受け、術後の指導を守ることでリスクを最小限に抑えられます。
鼠径ヘルニアにお悩みの方は、ぜひ信頼できる医師に相談し、安心して治療を受けてください。
この記事では、「鼠径ヘルニア治療、メッシュがずれる原因は?」についてご紹介しました。
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鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。
鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。
鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。
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また受診はためらうけど症状が気になる方のための無料相談窓口も設けています。
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カテゴリ:鼠径ヘルニア