鼠径ヘルニアを放置するとどうなる?危険性と治療法
こんにちは!
鼠径(そけい)ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」です。
当院では日々、鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術を行っています。
男性の3人に1人は一生涯で一度は鼠径ヘルニア(脱腸)を発症する可能性があるとの研究報告もあり、私たちにとって身近な病気といえるでしょう。
今回は、「鼠径ヘルニアを放置するとどうなる?危険性と治療法」についてご紹介します。
鼠径ヘルニア(そけいヘルニア)は、お腹の内臓が足の付け根(鼠径部)の筋膜の弱い部分から外に飛び出してしまう状態のことを指します。
男性に多く見られる病気ですが、女性や子どもにも発症することがあります。
鼠径ヘルニアは命に直結する病気ではありませんが、放置すると大きなリスクが伴います。
今回は、鼠径ヘルニアを放置した場合に何が起こるのか、そして早期治療が重要な理由について説明します。
鼠径ヘルニアの放置によるリスク
- 症状の悪化: 鼠径ヘルニアを放置すると、症状は徐々に悪化します。最初は軽い違和感やふくらみを感じるだけかもしれませんが、次第に痛みが増し、歩くことや立ち上がることが難しくなることがあります。重いものを持ち上げると、さらに腹圧がかかり、症状が進行します。
- 嵌頓(かんとん)のリスク: 鼠径ヘルニアを放置すると、内臓が飛び出したまま戻らなくなる「嵌頓(かんとん)」という状態になることがあります。この状態では、飛び出した内臓が締め付けられて血流が途絶え、組織が壊死(えし)する可能性があります。嵌頓は非常に危険で、緊急手術が必要となり、適切な治療を受けなければ命に関わるリスクがあります。
- 日常生活への支障: 症状が進行するにつれて、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。仕事や家事、スポーツなどの活動が制限され、生活の質が低下することが考えられます。また、痛みや不快感が続くことで、精神的なストレスも増加します。
- 手術の遅れによるリスク: 鼠径ヘルニアの治療には手術が必要ですが、放置して症状が悪化すると、手術のリスクが高まることがあります。症状が進行する前に治療を受けることで、手術もスムーズに行え、回復も早くなります
鼠径ヘルニアの治療法
鼠径ヘルニアの治療には、鼠径部切開手術と腹腔鏡手術の2つの方法があります。
どちらの方法も腹膜を正しい位置に戻し、筋膜を補強することで症状を改善します。
日帰り手術が可能な場合が多く、手術後は短期間で日常生活に戻ることができます。
早期治療の重要性
鼠径ヘルニアを早期に治療することで、症状の進行を防ぎ、健康な生活を維持することができます。
早期治療により、手術後の回復も早くなり、再発のリスクも減少します。
もし鼠径ヘルニアの症状が現れた場合は、恥ずかしがらずに早めに医師に相談し、適切な治療を受けることが大切です。
まとめ
鼠径ヘルニアを放置すると、症状が悪化し、嵌頓のリスクや日常生活への影響が大きくなります。
良性疾患ではありますが、放置せずに早期治療を行うことが健康を守るためには非常に重要です。
もし鼠径ヘルニアの症状が気になる場合は、早めに医師に相談し、適切な治療を受けることをおすすめします。健康な毎日を送りましょう。
この記事では、「鼠径ヘルニアを放置するとどうなる?危険性と治療法」についてご紹介しました。
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鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。
鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。
鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。
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カテゴリ:鼠径ヘルニア