鼠径ヘルニア(脱腸)の種類・内鼠径ヘルニアとは?
こんにちは!
鼠径(そけい)ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」です!
当院では日々、鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術を行っています。
男性の3人に1人は一生涯に一度は鼠径ヘルニア(脱腸)を発症する可能性があるとの研究報告もあり、私たちにとって、とても身近な病気といえるでしょう。
今回のテーマは、「鼠径ヘルニア(脱腸)の種類・内鼠径ヘルニアとは?」です。
内鼠径ヘルニアとは
内鼠径ヘルニアは、腹壁の筋肉が弱くなり、小腸などの臓器が鼠径部(太ももの付け根付近)に飛び出してしまう病気です。
特に男性に多く見られ、加齢や生活習慣が影響することがあります。
内鼠径ヘルニアはどこに発生するのか?
鼠径部には「内鼠径輪」という自然の開口部があり、この部分が弱くなることで鼠径ヘルニアが発生します。
イラストを用いて、正常な鼠径部と鼠径ヘルニアが発生した状態の比較をすると分かりやすいです。
内鼠径ヘルニアの原因とは?
内鼠径ヘルニアが発生する主な原因は以下の通りです。
- 加齢:筋肉が衰え、腹壁が弱くなる
- 遺伝的要因:家族に鼠径ヘルニアの既往歴があると発症しやすい
- 慢性的な腹圧の上昇:重いものを持ち上げる仕事、便秘、長時間の咳などが影響
- 妊娠・体重増加:腹圧が増し、鼠径部に負担がかかる
内鼠径ヘルニアの症状とは?
内鼠径ヘルニアの主な症状には以下のようなものがあります。
- 鼠径部(太ももの付け根あたり)にふくらみができる
- 長時間立っていると違和感や痛みが出る
- ふくらみを押すと一時的に引っ込むが、また出てくる
- 放置すると腸閉塞や壊死のリスクがある
特に痛みを伴う場合や、ふくらみが戻らない場合は、緊急手術が必要になることがあります。
内鼠径ヘルニアの治療法について
内鼠径ヘルニアの治療方法には、大きく分けて「保存的治療」と「手術」があります。
保存的治療
- ヘルニアバンド(サポーター)を装着し、症状を和らげる
- 体重管理や便秘予防で腹圧を軽減
ただし、根本的な治療にはならないため、病状が進行すると手術が必要になります。
手術治療
内鼠径ヘルニアの根本的な治療法は手術です。
- 腹腔鏡手術:小さな傷口で回復が早いが、全身麻酔が必要
- 開腹手術:伝統的な方法で再発リスクが低いが、傷口が大きめ
術後数日は安静が必要ですが、1〜2週間で日常生活に復帰可能です。
内鼠径ヘルニアのリスクと予防策
リスク
- 手術のリスク
- 出血や感染症の可能性
- 神経損傷による慢性的な痛み
- 再発の可能性(適切な生活管理が必要)
予防策
- 適度な運動:腹筋を鍛え、腹圧を安定させる
- 食生活の改善:便秘を防ぎ、腹圧の上昇を抑える
- 重いものを無理に持ち上げない:体に負担をかけない動作を心がける
まとめ
鼠径(そけい)ヘルニアにお悩みの方は、ぜひ信頼できる医師に相談し、安心して治療を受けてください。
この記事では、「鼠径ヘルニア(脱腸)の種類・内鼠径ヘルニアとは?」についてご紹介しました。
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鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。
鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。
鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。
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カテゴリ:鼠径ヘルニア