ブログ

鼠径ヘルニア

鼠径ヘルニア(脱腸)の痛みについて、ほっとくとどうなる?


こんにちは!
鼠径(そけい)ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」です。

当院では日々、鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術を行っています。
男性の3人に1人は一生涯で一度は鼠径ヘルニア(脱腸)を発症する可能性があるとの研究報告もあり、私たちにとって身近な病気といえるでしょう。

今回は、「鼠径ヘルニア(脱腸)の痛みについて、ほっとくとどうなる?」についてご紹介します。

鼠径ヘルニアの痛みはどのようなものか?

鼠径(そけい)ヘルニアとは?


鼠径ヘルニアとは、腸の一部が脚の付け根にある筋肉のすき間から飛び出してしまう病気で、一般的には「脱腸(だっちょう)」とも呼ばれます。
特に中高年の男性に多く見られ、放置すると痛みや違和感が強くなることがあります。

鼠径ヘルニアの痛みの特徴

鼠径ヘルニアによる痛みは、症状の進行に伴って変化します。
以下のような特徴があります。

初期の痛み:違和感や軽い鈍痛

  • 立っているときや歩いているときに違和感を感じる
  • 重いものを持つときズキズキする
  • 足のつけ根(そけい部)が少し腫れている
  • 横になると膨らみが目立つことがある

この段階では、痛みが軽いため日常生活に支障はないかもしれません。

症状が進んだときの痛み:ズキズキする痛みや圧迫感

  • 長時間立ち続けていると痛みが強くなる
  • 膨らみが大きくなり、手で押さえても戻らなくなる
  • 咳やくしゃみで痛みが悪化する
  • 下着やベルトが当たると痛い

この段階では、日常生活に支障が出ることも増え、治療を考える必要が出てきます。

緊急を要する痛み:「嵌頓(かんとん)」による激痛

  • 突然、強い痛みが出る
  • 腫れが硬くなって、手で押しても戻らなくなる
  • 吐き気を伴うことがある

上記のような激しい痛みを伴うと、「嵌頓(かんとん)」を起こし、危険な状態であることが考えられます。

嵌頓(かんとん)について詳しく知りたい方は下記リンクから


鼠径ヘルニア(脱腸)をほっとくと、日常生活にどんな支障が出るのか?


鼠径ヘルニアは、太ももの付け根の筋肉の隙間から腸などの臓器が飛び出てしまう病気です。
立つ・歩く・座るといった基本的な動きで、日常生活に支障が出る可能性があります。
具体的には、以下のような場面が考えられます。

こんな場面で困る!鼠径ヘルニアによる日常生活への支障

  • 長時間立っていると足の付け根にズキズキとした痛みを感じる
  • 料理や掃除などの家事がつらくなり、作業を中断することが増える
  • 歩くと痛みや不快感があり、鼠径部が引っ張られるような感覚が出てくる
  • 通勤や買い物が億劫になり、外出ができない
  • 日常生活での運動量が減り、体力が落ちたり、体重が増えたりする
  • デスクワークがつらくなる、仕事に集中できない
  • 寝返りを打つたびに痛みで目が覚め、熟睡できず、日中に疲れが取れなくなる
  • 朝起きたときに足の付け根に違和感が残る

鼠径ヘルニアを放置していると、立つ・歩く・座る・寝るといった動作にも支障が出る恐れがあります。
その結果、仕事や家事、育児、趣味などの活動に大きな影響を及ぼします。


嵌頓(かんとん)のリスク


上記でも紹介しましたが、鼠径ヘルニアの症状が進むと、さらに怖いのが、嵌頓(かんとん)です。
これは脱出した臓器がヘルニアの穴にはまって、腹部に戻すことができなくなる状態を指します。
これにより腸閉塞が発生し、ガスや便が通過できなくなり、重度の腹痛、吐き気、嘔吐などの症状を引き起こすことがあり、緊急手術が必要な状態になります。

早期治療の重要性


早期に治療を受けることで、鼠径ヘルニアの症状が悪化する前に対処することができます。
もし鼠径ヘルニアの症状が現れたら、早めに医師に相談し、適切な治療を受けることが大切です。
治療が早ければ早いほど、手術もスムーズに行え、術後の回復も早くなります。
また、再発のリスクも減少し、健康な生活を長く続けることができます。

まとめ

鼠径ヘルニアは自然治癒することはなく、放置するとさまざまなリスクが伴います。
良性疾患ではありますが、適切な治療を受けないと症状が悪化し、日常生活に支障をきたすことがあります。
健康な生活を守るためにも、早期治療を心がけましょう。

この記事では、「鼠径ヘルニア(脱腸)の痛みについて、ほっとくとどうなる?」についてご紹介しました。

LINEのお友達登録で鼠径ヘルニアの最新情報


LINEに追加いただくと、鼠径ヘルニアの危険度診断が簡単にできます。
この機会にぜひお試しください!

Gi外科クリニックへご相談ください

鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。

鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。

鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。

受診予約はこちらから

24時間365日受付中!

また受診はためらうけど症状が気になる方のための無料相談窓口も設けています。
無料相談窓口では、鼠径ヘルニアに詳しい当院の看護師がご対応致します。

気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

そけいヘルニア無料相談ダイヤル

通話無料 携帯OK
0120-373-615

受付時間/9:00〜16:00
(月曜〜金曜・土日を除く祝日)

この記事をシェアする