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鼠径ヘルニア

鼠径部のしこりや痛みがある場合は何の病気が疑われる?

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太ももの付け根「鼠径部(そけいぶ)」にしこりや痛みがある場合は何かの病気のサイン?

このような疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。

このような疑問・悩みを解決するために、この記事では「鼠径部(そけいぶ)にしこりや痛みがある場合の病気の可能性」についてご紹介します。

鼠径部とは

まず「鼠径部とは身体のどの場所のことをさすのか」についてご紹介します。

鼠径部とは足の付け根のややくぼんだ線より上にある三角状の部分をいいます(お腹でいえば、下腹部にあたります)。


違う言い方をすれば、お腹の下にある骨の一つに恥骨がありますが、その恥骨の左右の外側にあり、股関節の前方部にあたるのが鼠径部です。


鼠径部にしこりや痛みがある場合に疑われる病気

その鼠径部にしこりや痛みがある場合は、何かの病気が疑われるのでしょうか?

これは病気の可能性が高いと考えた方がよいです。

実際に鼠径部のしこりや痛みを初期症状とする病気で「鼠径ヘルニア」や「リンパ管炎」、女性では「子宮内膜症」などがあげられます。

その代表的な病気としてあげられるのが「鼠径(そけい)ヘルニア」です。


この鼠径ヘルニアは一般的に「脱腸」と呼ばれる病気で、本来はお腹の中にある腸などが鼠径部から皮膚のすぐ裏側まで飛び出てくる病気です。

鼠径ヘルニアの主な症状は、鼠径部にしこりのようなやわらかい膨らみがあらわれることです。その膨らみは手で押したり横になったりすると引っ込みます。

鼠径ヘルニアは自然治癒する病気ではなく放置しておくと症状の悪化を招き、鼠径部の痛みが増すことが多いです。また放置を続け、脱腸した腸が詰まると腹膜炎を起こし、命に危険が及ぶ場合があります。


次にあげられる病気が「リンパ管炎」という病気です。

このリンパ管炎とは、細菌がリンパ管に入り込んで感染することにより起こる炎症のことを意味します。

鼠径部に痛みがともなう場合は、鼠径部に元々あるリンパ節が炎症によって腫れていることが考えられます。このリンパ管炎の主な症状は、感染した腕や脚の皮膚に鼠径部、頸部(くび)、脇の下などのリンパ節に向かって伸びる不規則な赤い線があらわれるのが特徴です。

その他、女性においては「子宮内膜症」が鼠径部に痛みを伴うことで分かることが多くなっています。

鼠径部にしこりや痛みがある場合は速やかに受診

鼠径部にしこりや痛みがある場合は「鼠径ヘルニア」や「リンパ管炎」、女性であれば「子宮内膜症」といった病気の可能性が高いです。

どの病気も放置をしておくと症状が悪化して、日常生活に支障を来たす可能性があります。

鼠径部にしこりや痛みがある場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

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鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。

鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。

鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。

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