鼠径ヘルニアとスキンケア:手術後の肌ケアで大切なポイント
鼠径ヘルニアとは、お腹の筋膜が弱くなり、腹膜が足の付け根(鼠径部)から飛び出してしまう病気です。
鼠径ヘルニアは手術で治療しますが、手術後は鼠径部の肌のケア、つまりスキンケアがとても重要です。
今回は、鼠径ヘルニアの手術後に気をつけるべきスキンケアについて、わかりやすく解説します。
鼠径ヘルニアの手術後にスキンケアが必要な理由
鼠径ヘルニアの手術後は、手術によってできた傷口が腹部または鼠径部にあります。
傷口は肌の一部なので、感染を防ぎ、健康な皮膚を保つために適切なスキンケアが必要です。
手術後の肌を適切にケアすることで、傷がきれいに治り、感染などのリスクも減らすことができます。
手術後のスキンケアで大切なポイント
- 清潔を保つ: 手術後の傷口は細菌に感染しやすいため、鼠径部を清潔に保つことが大切です。医師の指示があれば、シャワーで患部を洗い流すことができますが、強くこすらないように注意しましょう。タオルで優しく押さえて水分を取り、ゴシゴシこすらないようにします。
- 傷口を乾かす: 傷口が湿っていると菌が繁殖しやすくなります。シャワー後や汗をかいた後は、清潔なタオルでやさしく押さえて、傷口が乾くようにしましょう。また、通気性の良い服を着ると、肌が蒸れずに済み、感染のリスクが下がります。
- 保湿クリームは医師の指示に従う: 一般的に、手術後の傷口には、保湿クリームやローションを直接つけないほうが良い場合があります。医師が許可を出したときのみ、刺激の少ない保湿クリームを使うとよいでしょう。肌が乾燥してかゆくなることがありますが、クリームの使用は医師の指示を守ることが大切です。
- かゆみがあってもこすらない: 傷口が治る過程で、かゆみを感じることがあります。しかし、傷口をかくと傷が開いたり、細菌が入ってしまうことがあるので、かゆくてもこすらないようにしましょう。どうしてもかゆみが強い場合は、医師に相談すると適切なケアを教えてもらえます。
- 日焼けを避ける: 手術後の肌は敏感なので、鼠径部を日光に当てないように注意します。特に手術後の初期は、紫外線が当たると肌が刺激を受け、色素沈着が起きることがあります。日光が当たる環境にいるときは、肌を保護する衣服を身につけましょう。
スキンケアのために気をつけたい日常のポイント
鼠径ヘルニアの手術後は、生活の中でも肌に負担をかけない工夫が大切です。
- 通気性の良い衣類を選ぶ: 蒸れやすい鼠径部は、汗で細菌が繁殖しやすいため、綿素材など通気性の良い服を着るとよいでしょう。また、きつすぎる衣服は傷口を圧迫する可能性があるので、ゆったりした服装を心がけましょう。
- シャワーの温度に注意する: 傷口が治りかけのときは、熱いお湯ではなく、ぬるめのお湯でシャワーを浴びると肌にやさしいです。高温のお湯は皮膚を乾燥させやすく、かゆみを引き起こす可能性があるので、ぬるま湯がベストです。
- 定期的に医師のチェックを受ける: 手術後の経過を確認するために、定期的に医師に診てもらいましょう。傷口の状態や肌の変化が気になるときも、早めに医師に相談すると安心です。
まとめ
鼠径ヘルニアの手術後は、清潔を保ち、適切なスキンケアを行うことが大切です。
傷口を清潔に保ち、無理に保湿クリームを使わないようにするなど、注意が必要なポイントを守りましょう。
傷口がきれいに治ることで、鼠径ヘルニアの再発を防ぐ効果も期待できます。
肌に優しいケアを心がけ、元気な体を取り戻しましょう。
この記事では、「鼠径ヘルニアとスキンケア:手術後の肌ケアで大切なポイント」についてご紹介しました。
LINEのお友達登録で鼠径ヘルニアの最新情報
LINEに追加いただくと、鼠径ヘルニアの危険度診断が簡単にできます。
この機会にぜひお試しください!
Gi外科クリニックへご相談ください
鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。
鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。
鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。
24時間365日受付中!
また受診はためらうけど症状が気になる方のための無料相談窓口も設けています。
無料相談窓口では、鼠径ヘルニアに詳しい当院の看護師がご対応致します。
気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。
そけいヘルニア無料相談ダイヤル
通話無料 携帯OK受付時間/9:00〜16:00
(月曜〜金曜・土日を除く祝日)
カテゴリ:鼠径ヘルニア