鼠径ヘルニアとマラソン：安全に走るためのポイント

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こんにちは！
鼠径（そけい）ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」です。

当院では日々、鼠径ヘルニア（脱腸）の日帰り手術を行っています。
男性の3人に1人は一生涯で一度は鼠径ヘルニア（脱腸）を発症する可能性があるとの研究報告もあり、私たちにとって身近な病気といえるでしょう。

今回は、「鼠径ヘルニアとマラソン：安全に走るためのポイント」についてご紹介します。

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鼠径ヘルニアとは、お腹の筋肉が弱くなり、腹膜が足の付け根（鼠径部）から飛び出してしまう病気です。
この状態は、立ったり力を入れたりすると症状が出やすくなり、特にお腹に圧力がかかると痛みや不快感が出ることがあります。
マラソンは、体に良い有酸素運動ですが、鼠径ヘルニアを持っている場合は、いくつか注意しなければならないポイントがあります。
ここでは、鼠径ヘルニアの方がマラソンを安全に楽しむための方法を紹介します。

鼠径ヘルニアがマラソンに与える影響

鼠径ヘルニアを持つ方がマラソンをする場合、以下のような症状が出ることがあります。

• 痛みや違和感：鼠径ヘルニアは、走る動作によって腹圧が上がり、鼠径部に圧力がかかることで痛みや違和感が生じることがあります。
• 腫れやふくらみ：鼠径部の筋肉が弱く、内臓が飛び出してしまうため、走る際に鼠径部が腫れたりふくらんだりすることがあります。
• 疲れやすさ：長距離を走ることで筋肉が疲労しやすくなり、鼠径部の支えが弱くなるため、通常より疲れやすくなることもあります。

マラソンを安全に楽しむためのポイント

• 走る前にしっかり準備運動をする：鼠径ヘルニアを持つ方がマラソンを行う前には、ウォーミングアップが重要です。足やお腹の筋肉をゆっくりとほぐし、無理に力を入れずに準備運動を行いましょう。
• ペースを無理なく調整する：鼠径ヘルニアの方は、ペースを速めすぎないように気をつけて走りましょう。スローペースで走り、体の調子を確認しながら、疲れを感じたらすぐに休むようにしましょう。
• 腹圧をかけない姿勢を意識する：マラソン中は腹圧がかかりにくい姿勢を意識しましょう。走るときに猫背にならないように背筋を伸ばし、腹部への負担が少ない姿勢をキープすることで、鼠径ヘルニアの症状を和らげることができます。
• 十分な水分補給をする：マラソン中は体内の水分が失われやすく、筋肉が固くなって鼠径部に負担がかかることがあります。水分をこまめに摂ることで、筋肉がリラックスし、鼠径ヘルニアの症状が悪化しにくくなります。

鼠径ヘルニアの症状が悪化した場合の対策

マラソン中に鼠径部に強い痛みや違和感を感じた場合は、無理をせずに走るのをやめ、安静にしましょう。
痛みが続く場合や腫れが引かない場合は、早めに医師に相談することが大切です。
特に症状が悪化しているときは、日常生活やスポーツでの負担を減らすため、手術を検討することもあります。

マラソンを控えたほうが良い場合

鼠径ヘルニアの症状が進行している場合や、強い痛みを感じている場合は、マラソンを控えることが望ましいです。
無理をして走ると、鼠径部への負担が大きくなり、症状が悪化する可能性があるため、症状が落ち着くまで安静に過ごしましょう。

まとめ

鼠径ヘルニアを持つ方でも、いくつかの工夫をすることでマラソンを楽しむことができます。
準備運動やサポーターの活用、無理のないペースを守りながら、体に負担がかからないよう注意して走ることが大切です。
万が一、走っている途中で痛みや違和感を感じた場合は、すぐに休み、症状が続くときは医師に相談しましょう。
鼠径ヘルニアの方も安心して運動できるよう、体の調子を見ながら楽しんでください。

この記事では、「鼠径ヘルニアとマラソン：安全に走るためのポイント」についてご紹介しました。

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鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院（岡山市）、京都院（京都市四条烏丸）、阪神院（西宮市西宮北口）で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。

鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓（かんとん）」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。

鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。

また受診はためらうけど症状が気になる方のための無料相談窓口も設けています。
無料相談窓口では、鼠径ヘルニアに詳しい当院の看護師がご対応致します。

気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。