鼠径ヘルニアと体重管理:安全なダイエット法
こんにちは!
鼠径(そけい)ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」です。
当院では日々、鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術を行っています。
男性の3人に1人は一生涯で一度は鼠径ヘルニア(脱腸)を発症する可能性があるとの研究報告もあり、私たちにとって身近な病気といえるでしょう。
今回は、「鼠径ヘルニアと体重管理:安全なダイエット法」についてご紹介します。
鼠径ヘルニアは、お腹の筋膜が弱くなり、腹膜が足の付け根(鼠径部)に飛び出してしまう病気です。
特に男性に多く見られ、鼠径部にふくらみができるのが特徴です。
多くの場合、手術で治療しますが、症状が軽いうちは生活習慣に気をつけることで悪化を防ぐことができます。
その中でもダイエットは、体重管理を通じて鼠径ヘルニアの負担を軽くする方法の一つです。
今回は、鼠径ヘルニアを持つ方が注意すべきダイエットのポイントについて解説します。
鼠径ヘルニアとダイエットの関係
鼠径ヘルニアにとって、体重が重くなると、腹部にかかる圧力が強くなり、症状が悪化するリスクがあります。
特にお腹に脂肪がつきすぎると、腹圧が高まりやすく、鼠径ヘルニアの症状が出やすくなります。
適度なダイエットで体重を管理し、腹圧を抑えることで、鼠径部への負担を減らし、ヘルニアの進行を防ぐ効果が期待できます。
鼠径ヘルニア持ちがダイエットで注意すべきポイント
- 急激なダイエットは避ける: 体重を一気に減らすための極端な食事制限や激しい運動は、体に負担をかけ、鼠径ヘルニアの症状を悪化させる原因になることがあります。急激なダイエットはリバウンドしやすく、健康にも良くないので、無理のない範囲で体重を減らすことが大切です。
- 腹圧をかける運動に注意: ダイエットのために運動をする場合、腹筋やスクワットなどの腹圧がかかる運動は、鼠径ヘルニアに負担をかける可能性があります。腹筋に力を入れる動作は鼠径部に負荷をかけるので、激しい腹筋運動は避け、ウォーキングや軽いストレッチなど、負担の少ない運動から始めましょう。
- バランスの良い食事を心がける: 無理な食事制限は健康を損ね、筋力が弱くなる原因になります。特に、筋肉が衰えると鼠径ヘルニアの症状が進むことがあるため、バランスの良い食事で体に必要な栄養をしっかり摂ることが大切です。タンパク質やビタミン、ミネラルを意識的に摂り、筋力を維持しながら健康的に体重を管理しましょう。
- 姿勢を意識する: 姿勢が悪いと腹部に余計な力が入りやすくなります。普段の姿勢を意識し、背筋を伸ばして正しい姿勢を保つようにしましょう。座っている時も姿勢に気をつけることで、鼠径部への負担が軽くなり、症状の悪化を防げます。
鼠径ヘルニアに優しいおすすめダイエット法
- ウォーキング: ウォーキングは、体に負担が少ない有酸素運動で、鼠径ヘルニアにも優しい運動です。腹圧がかかりにくいため、ダイエットをしながら無理なく体を鍛えられます。20~30分のウォーキングから始め、週に3~4回程度行うと良いでしょう。
- 食事で無理なくカロリーを減らす: カロリーが高い食品や、脂肪の多い食事を控え、野菜やタンパク質を多く含むメニューを取り入れることで、無理なくカロリーを減らすことができます。例えば、脂っこいお菓子やスナックの代わりに、ナッツや果物など栄養価の高いものを摂るようにすると、体に優しくダイエットができます。
- 姿勢改善ストレッチ: 軽いストレッチをすることで、姿勢を改善し、鼠径部に負担がかからないようにすることができます。お腹や腰まわりのストレッチを行うことで、体全体のバランスが良くなり、鼠径ヘルニアの症状が出にくくなります。日常生活の中でできるストレッチを取り入れ、体のケアを行いましょう。
まとめ
鼠径ヘルニアを持っている方がダイエットを行う際には、無理のない方法を選び、体に負担をかけないようにすることが大切です。
急激なダイエットや腹圧がかかる運動は避け、ウォーキングやバランスの良い食事を心がけることで、健康的に体重を管理しながら鼠径部への負担を減らすことができます。
症状を悪化させないためにも、少しずつ続けられる方法でダイエットに取り組みましょう。
この記事では、「鼠径ヘルニアと体重管理:安全なダイエット法」についてご紹介しました。
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鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。
鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。
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カテゴリ:鼠径ヘルニア