鼠径ヘルニアで入院が必要なケースとは?
こんにちは!
鼠径(そけい)ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」です。
当院では日々、鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術を行っています。
男性の3人に1人は一生涯で一度は鼠径ヘルニア(脱腸)を発症する可能性があるとの研究報告もあり、私たちにとって身近な病気といえるでしょう。
今回は、「鼠径ヘルニアで入院が必要なケースとは?」についてご紹介します。
鼠径ヘルニアは、腹部の筋膜が弱くなり、腹膜が足の付け根(鼠径部)に飛び出してしまう病気です。
この症状は、日帰り手術で治療することができる場合もありますが、すべての患者さんが日帰り手術に適しているわけではありません。
今回は、鼠径ヘルニアの治療で日帰り手術が向いていない人の特徴について解説します。
鼠径ヘルニアの日帰り手術とは?
日帰り手術は、病院に泊まる必要がなく、手術を受けた当日に自宅に帰れる治療方法です。
体への負担が少ないため、健康な方にはメリットが大きい治療法ですが、日帰り手術が難しい人もいます。
日帰り手術が向いていない理由には、健康状態や症状の進行具合などが関係しています。
日帰り手術に向いていない人の特徴
- 持病がある人:手術中や術後に体調が安定しないことがあるため、日帰り手術が適さない場合があります。特に心臓病や呼吸器系の疾患がある場合、手術中や手術後にリスクが高まることがあるため、入院して安全に回復を確認する必要があります。
- 鼠径ヘルニアが進行している人:鼠径ヘルニアの症状が進んでいる場合、特に腸などが鼠径部で締め付けられ、戻らなくなっている「嵌頓(かんとん)」の状態になっている場合は、日帰り手術ができないことがあります。嵌頓になると腸が圧迫され、血流が止まってしまうことがあり、手術中や術後に注意が必要です。
- 体力が低下している人や高齢の方:高齢者や体力が低下している方は、手術後の回復に時間がかかることがあるため、日帰り手術ではなく入院して慎重に経過を見ながら治療を進めることが一般的です。体が弱っていると、術後に合併症が起きやすくなるため、安全面を考慮して入院が勧められます。
- サポートが得られない人:日帰り手術後は、体を休めることが大切ですが、自宅で一人で過ごすのが難しい人や、サポートしてくれる家族がいない場合は、入院して回復する方が安全です。日帰り手術後のケアが十分にできないと、体に負担がかかり、回復が遅れることがあります。
- 通院が難しい人:日帰り手術でも、術後に定期的な通院が必要です。通院に時間がかかる遠方に住んでいる場合や、体調によって頻繁な通院が難しい場合は、入院して手術後のケアを受ける方が適しています。特に手術直後は急な体調変化も考えられるため、すぐに病院に来られない方は入院が安心です。
日帰り手術が向いていない理由とその対応
日帰り手術が向かない理由として、主に健康面や生活環境が関係しています。
安全に手術を行い、しっかり回復するためには、個々の体調や生活環境に合った治療方法を選ぶことが大切です。
日帰り手術が向いていない場合でも、入院して手術を受けることで、術後の経過をしっかり観察しながら安心して回復できる環境が整えられます。
また、入院中は医師や看護師のサポートを受けられるため、体力の回復も早く、無理なく治療が行えるでしょう。
日帰り手術を希望する場合の相談方法
日帰り手術を希望する場合でも、まずは医師に相談し、自分の体調や状況が適しているか確認してもらいましょう。
医師は患者さんの健康状態を把握した上で、安全に治療ができる方法を提案します。
もし日帰り手術が難しいと判断された場合も、最適な治療方法を選ぶことで安心して手術を受けることができます。
まとめ
鼠径ヘルニアの日帰り手術は、健康状態が良好な方に適した方法ですが、持病や体力、生活環境によっては入院が必要になることがあります。
日帰り手術が難しい場合でも、入院してしっかり回復できるので安心です。
安全な治療のために、自分の体に合った治療方法を医師と一緒に検討し、安心して治療を受けましょう。
この記事では、「鼠径ヘルニアで入院が必要なケースとは?」についてご紹介しました。
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鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。
鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。
鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。
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また受診はためらうけど症状が気になる方のための無料相談窓口も設けています。
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カテゴリ:鼠径ヘルニア