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鼠径ヘルニア

インフルエンザシーズンと鼠径ヘルニアの対策方法


こんにちは!
鼠径(そけい)ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」です。

当院では日々、鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術を行っています。
男性の3人に1人は一生涯で一度は鼠径ヘルニア(脱腸)を発症する可能性があるとの研究報告もあり、私たちにとって身近な病気といえるでしょう。

今回は、「インフルエンザシーズンと鼠径ヘルニアの対策方法」についてご紹介します。

鼠径ヘルニアとは、お腹の筋肉が弱くなり、内臓が足の付け根(鼠径部)から飛び出してしまう病気です。
特に男性に多く見られ、鼠径部にふくらみができるのが特徴です。
初期段階では痛みがないことも多いですが、重いものを持ち上げるときやお腹に力を入れるときに痛みが出ることがあります。
インフルエンザにかかると、咳やくしゃみをすることでお腹に力が入るため、鼠径ヘルニアの症状が悪化する可能性があるため注意が必要です。

鼠径ヘルニアとは?


鼠径ヘルニアは、お腹の筋膜が弱くなってしまい、腸などの内臓が足の付け根(鼠径部)に飛び出す状態を言います。
この病気は自然に治ることがないため、通常は手術で治療します。
放置してしまうと「嵌頓(かんとん)」という状態になり、飛び出した内臓が締め付けられ、血流が止まることで非常に危険な状況になることがあります。


インフルエンザが鼠径ヘルニアに与える影響

インフルエンザにかかると、咳やくしゃみを頻繁にすることがあります。
これらの動作は、短時間で強くお腹に力がかかるため、腹圧が急激に上がる原因になります。
鼠径ヘルニアを持っている方にとって、腹圧が高くなると、鼠径部の筋肉に負担がかかり、症状が悪化する可能性があります。

  • 咳やくしゃみの腹圧: インフルエンザの症状である咳やくしゃみをすると、瞬間的に腹部の筋肉が強く収縮します。このときに腹圧が上がり、鼠径部に負担がかかります。その結果、鼠径ヘルニアのふくらみが大きくなることがあり、痛みを感じる場合があります。
  • 筋肉の疲労: インフルエンザにかかると、体全体が疲れやすく、筋肉も疲労しやすくなります。筋肉の疲労が増えると、鼠径部の筋肉も弱くなり、鼠径ヘルニアの症状が進行するリスクが高まります。
  • 体力の低下: 病気になると体力が落ち、体全体の筋肉が弱ってしまいます。これにより、鼠径ヘルニアの症状が現れやすくなることがあります。

鼠径ヘルニア持ちの方がインフルエンザを防ぐためのポイント

  • 予防接種を受ける: 鼠径ヘルニアを持っている方は、インフルエンザにかかるリスクを減らすために、予防接種を受けることをおすすめします。予防接種によってインフルエンザにかかりにくくなれば、咳やくしゃみで鼠径部に負担がかかる状況を防ぐことができます。
  • こまめな手洗いやうがい: 手洗いやうがいをこまめに行うことで、インフルエンザの予防が期待できます。外から帰ってきたときや、食事の前など、手を清潔に保つことを心がけましょう。
  • 体を温かく保つ: 体が冷えると免疫力が低下しやすくなります。温かい服装を心がけ、室内の温度も適切に保つことで、インフルエンザの予防に役立ちます。また、温かい飲み物を飲むこともおすすめです。

インフルエンザにかかったときの注意点

万が一インフルエンザにかかってしまった場合、鼠径ヘルニアを持っている方は、咳やくしゃみで腹圧がかかることを避けるために、以下のポイントに気をつけてください。

  • 咳やくしゃみを和らげる薬を使用する: 鼠径ヘルニアの症状が悪化しないように、医師の指導のもと、咳を抑える薬を使うことを検討してみてください。無理にお腹に力を入れないようにすることで、鼠径部の負担を減らすことができます。
  • 水分をしっかり摂る: インフルエンザにかかると体が脱水状態になりやすいため、水分をこまめに摂るようにしましょう。体調が整うと、鼠径ヘルニアの症状も安定しやすくなります。

まとめ

鼠径ヘルニアを持っている方にとって、インフルエンザは症状を悪化させるリスクがあります。
特に咳やくしゃみで腹圧が高まると、鼠径部に負担がかかりやすくなります。
予防接種や手洗い、体を温かく保つことでインフルエンザを防ぎ、万が一かかってしまった場合も、医師の指導に従ってしっかりと対処しましょう。
鼠径ヘルニアの症状が気になる方は、早めに医師に相談し、適切なケアを受けることが大切です。

この記事では、「インフルエンザシーズンと鼠径ヘルニアの対策方法」についてご紹介しました。

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鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。

鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。

鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。

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