鼠径ヘルニアとサウナ：安全に楽しむためのポイント

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こんにちは！
鼠径（そけい）ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」です。

当院では日々、鼠径ヘルニア（脱腸）の日帰り手術を行っています。
男性の3人に1人は一生涯で一度は鼠径ヘルニア（脱腸）を発症する可能性があるとの研究報告もあり、私たちにとって身近な病気といえるでしょう。

今回は、「鼠径ヘルニアとサウナ：安全に楽しむためのポイント」についてご紹介します。

サウナはリラックス効果が高く、体の疲れを癒すために多くの方が利用していますが、鼠径ヘルニアを持っている場合は注意が必要です。
鼠径ヘルニアとは、腹部の筋膜が弱くなり、内臓が足の付け根（鼠径部）に飛び出してしまう状態のことを言います。
特に腹圧がかかる動作や姿勢が続くと症状が悪化するため、サウナでの過ごし方も工夫が必要です。

鼠径ヘルニアとは？

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鼠径ヘルニアは、腹部の筋肉や筋膜が弱くなってしまうことで、内臓が鼠径部（足の付け根）から飛び出す状態の病気です。
男性に多く見られる疾患で、鼠径部にふくらみができるのが主な特徴です。
初期の段階では痛みがないこともありますが、重い物を持ち上げたり、長時間立ちっぱなしでいたりすると、症状が悪化することがあります。
自然に治ることはないため、症状が進行する前に治療することが重要です。

サウナが鼠径ヘルニアに与える影響

サウナは体を温め、血行を良くする効果がありますが、長時間入ることで体の水分が失われ、脱水状態になることがあります。
また、サウナに入ると心拍数が上がり、血流が活発になるため、一時的に腹圧が上昇することも考えられます。
これらの影響が鼠径ヘルニアの症状を悪化させる可能性があるため、サウナ利用時にはいくつかのポイントに注意することが必要です。

鼠径ヘルニアの方がサウナを利用する際の注意点

• 短時間での利用を心がける： サウナはリラックス効果が高いですが、長時間入ると体の負担が大きくなります。鼠径ヘルニアを持っている方は、短時間の利用を心がけ、10分を目安にして休憩を挟みながらサウナに入ると良いでしょう。また、何度も出入りすることで体が急に温まるのを防ぎ、症状の悪化を防ぎます。
• 体の水分補給を忘れない： サウナに入ると大量の汗をかきますが、水分が不足すると血液の流れが悪くなり、体に負担がかかります。サウナに入る前後には、しっかりと水分を補給し、脱水状態にならないように気をつけましょう。水分補給を怠ると、体調が悪くなるだけでなく、鼠径ヘルニアの症状も悪化しやすくなります。
• 熱い温度を避ける： サウナの温度が高すぎると、体に過剰なストレスがかかります。鼠径ヘルニアを持っている方は、少し温度が低めのサウナを選ぶと安心です。また、熱い温度に長時間いると、腹圧が上がりやすくなるため、適度な温度で短時間楽しむのがポイントです。
• ゆっくり座る・立ち上がる： サウナ内で急に立ち上がったり、無理な姿勢を取ると、鼠径部に余分な負担がかかる可能性があります。ゆっくりと座ったり、立ち上がったりすることで、体にかかる圧力を和らげることができます。また、鼠径部に違和感や痛みを感じた場合は、すぐにサウナから出て休むようにしましょう。

鼠径ヘルニアの治療とサウナ利用について

鼠径ヘルニアは自然に治ることがなく、通常は手術で治療します。
症状が軽いうちに医師に相談し、適切な治療を受けることが大切です。
サウナに入ること自体は問題ありませんが、症状が進行している場合や、痛みが強い場合は、無理をせずにサウナの利用を控えた方が良いでしょう。
治療後のサウナ利用についても、医師に相談して確認することが重要です。

まとめ

サウナはリラックス効果があり、体を温める良い方法ですが、鼠径ヘルニアを持っている方は体に負担がかからないよう注意が必要です。
短時間の利用、水分補給、適度な温度設定、無理のない姿勢などの工夫を取り入れながら、安心してサウナを楽しみましょう。
もし鼠径部に違和感や痛みを感じた場合は、早めに医師に相談し、適切な対処を行ってください。

この記事では、「鼠径ヘルニアとサウナ：安全に楽しむためのポイント」についてご紹介しました。

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鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院（岡山市）、京都院（京都市四条烏丸）、阪神院（西宮市西宮北口）で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。

鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓（かんとん）」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。

鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。

また受診はためらうけど症状が気になる方のための無料相談窓口も設けています。
無料相談窓口では、鼠径ヘルニアに詳しい当院の看護師がご対応致します。

気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。