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鼠径ヘルニア

鼠径ヘルニアとスーツ:仕事中も快適に過ごすための工夫


こんにちは!
鼠径(そけい)ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」です。

当院では日々、鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術を行っています。
男性の3人に1人は一生涯で一度は鼠径ヘルニア(脱腸)を発症する可能性があるとの研究報告もあり、私たちにとって身近な病気といえるでしょう。

今回は、「鼠径ヘルニアとスーツ:仕事中も快適に過ごすための工夫」についてご紹介します。

鼠径ヘルニアは、お腹の筋膜が弱くなることで、内臓が足の付け根(鼠径部)から飛び出す状態です。
この病気は、特に男性に多く見られ、腹圧が高くなる動作や姿勢が続くと症状が悪化することがあります。
仕事中にスーツを着る機会が多い方にとって、鼠径ヘルニアを持っているときにスーツを着ることは、体に負担をかける場合があるため、注意が必要です。

鼠径ヘルニアとは?


鼠径ヘルニアは、腹部の筋肉が弱くなり、腸などの内臓が鼠径部から飛び出してしまう病気です。
症状としては、鼠径部にふくらみが現れ、立っているときや重い物を持ったときに目立ちやすくなります。
初期の段階では痛みがないことが多いですが、放置すると痛みや不快感が増す可能性があり、最終的には緊急手術が必要になる場合もあります。

スーツが鼠径ヘルニアに与える影響

ビジネスシーンでスーツを着ることが多い方は、鼠径ヘルニアに対して次のような影響に注意する必要があります。

  • ウエスト部分の圧迫: スーツのパンツのウエスト部分がきついと、鼠径部への圧力が増します。長時間の座り仕事や歩行で鼠径部が圧迫されると、ヘルニアの症状が悪化する可能性があります。また、ベルトを締めることで腹圧が上がり、鼠径ヘルニアが悪化しやすくなるため、サイズが合ったスーツを選ぶことが重要です。
  • 長時間の同じ姿勢: オフィスワークでは、長時間座ったままの姿勢が続くことが多く、この状態も鼠径ヘルニアには負担になります。座りっぱなしでいると鼠径部の筋肉が緊張し、ふくらみが痛みを伴うことがあります。
  • 重いバッグの持ち運び: ビジネスシーンで書類やノートパソコンなどを入れた重いバッグを持つことも、鼠径ヘルニアに悪影響を与える場合があります。重い物を持ち運ぶと、腹圧が高まり、症状が進行するリスクが増します。

鼠径ヘルニアを悪化させないためのスーツ選びのコツ

  • サイズに合ったパンツを選ぶ: ウエストがきつすぎると鼠径部に圧力がかかるため、適切なサイズのパンツを選びましょう。少しゆとりのあるサイズで、動きやすい素材のスーツを選ぶと良いです。スーツショップでフィッティングを行い、自分の体型に合ったものを選ぶと安心です。
  • サスペンダーを使う: ベルトを使うとウエストに圧力が集中するため、鼠径ヘルニアに良くありません。その代わりに、サスペンダーを使うことで腹部の圧迫を避け、スーツを快適に着ることができます。サスペンダーはスーツにもよく合うため、見た目の面でも心配ありません。
  • 座る姿勢に気をつける: 長時間座る必要がある場合は、背筋を伸ばして座るように心がけましょう。また、定期的に立ち上がって軽く歩くことで、鼠径部の筋肉がリラックスし、血流が良くなります。立ち仕事の合間に座るときも、無理な姿勢を避けるように注意が必要です。
  • 軽い荷物にする: 重いバッグを持ち運ぶと鼠径ヘルニアに負担がかかるため、できるだけ荷物を軽くしましょう。書類は電子化してタブレットにまとめたり、ノートパソコンを持つ際も、軽量タイプのものを選ぶなどの工夫をすると体への負担が減ります。

鼠径ヘルニアの治療とケア

鼠径ヘルニアは、自然に治ることがなく、放置していると進行してしまいます。
通常、手術で治療する必要がありますが、軽度の症状の場合は、日常生活での工夫によって進行を遅らせることができます。
痛みや違和感がある場合は、無理をせずに早めに医師に相談することが大切です。

まとめ

スーツを着て仕事をしている方にとって、鼠径ヘルニアの症状は負担になるかもしれませんが、正しいスーツの選び方や姿勢に気をつけることで、症状を悪化させずに過ごすことができます。
少しの工夫で快適なビジネスシーンを実現できるので、自分の体のサインを見逃さず、早めのケアを心がけてください。
もし、鼠径部にふくらみや痛みを感じた場合は、専門医に相談して適切な対処を行うようにしましょう。

この記事では、「鼠径ヘルニアとスーツ:仕事中も快適に過ごすための工夫」についてご紹介しました。

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鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。

鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。

鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。

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