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鼠径ヘルニア

手術歴がある鼠径ヘルニアの再発を防ぐためのポイント


こんにちは!
鼠径(そけい)ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」です。

当院では日々、鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術を行っています。
男性の3人に1人は一生涯で一度は鼠径ヘルニア(脱腸)を発症する可能性があるとの研究報告もあり、私たちにとって身近な病気といえるでしょう。

今回は、「手術歴がある鼠径ヘルニアの再発を防ぐためのポイント」についてご紹介します。

鼠径ヘルニアは、腹部の筋膜が弱くなることで、内臓が足の付け根(鼠径部)から飛び出す病気です。
この症状は自然に治ることがなく、基本的に手術で治療します。
手術を受けることで、鼠径ヘルニアは治すことができますが、手術後もいくつかの注意点があります。
手術歴がある方にとって、再発を防ぎながら快適に生活するためのポイントを紹介します。

鼠径ヘルニア手術とは?


鼠径ヘルニアの手術は、腹部の筋膜を強化し、飛び出した内臓が元の位置に戻るようにする方法です。
手術には「開腹手術」と「腹腔鏡手術」の2種類があり、どちらも安全で効果的な治療法です。
開腹手術は傷がやや大きくなりますが、しっかりと筋膜を補強できるのが特徴です。
一方、腹腔鏡手術は小さな傷で済むため、回復が早いのが利点です。手術後は、適切なケアを行えば、多くの方が日常生活に早く復帰できます。

手術後の再発について

鼠径ヘルニアは、手術によって治すことができますが、再発する可能性もあります。
特に以下のような状況では、再発のリスクが高くなります。

  • 過去に何度も鼠径ヘルニアの手術を受けたことがある場合。
  • 体重が増加し、腹圧が高まることが多い場合。
  • 腹部に負担がかかる運動や作業を頻繁に行う場合。

手術後は再発を防ぐために、いくつかの対策を取ることが重要です。

再発を防ぐためのポイント

  • 無理な運動を避ける: 手術後すぐに激しい運動をすると、腹部に負担がかかり、再発のリスクが高まります。特に重い物を持ち上げたり、腹圧がかかるような動作は避けるようにしましょう。軽いウォーキングやストレッチは体に優しい運動で、術後のリハビリとしてもおすすめです。
  • 体重管理をする: 体重が増えると、腹部にかかる圧力が増し、鼠径ヘルニアの再発につながりやすくなります。適切な体重を保つために、バランスの良い食事と適度な運動を心がけましょう。肥満は腹圧を高め、再発のリスクを増やすため、特に注意が必要です。
  • お腹に力を入れないように気をつける: 鼠径ヘルニアは腹圧が原因で悪化するため、日常生活でもお腹に力を入れないように意識することが大切です。咳やくしゃみをする際も、腹圧が上がりやすいため、できるだけ腹筋に負担がかからないように工夫しましょう。もし慢性的に咳が出る場合は、医師に相談して治療を受けると良いです。
  • 定期的な医師の診察を受ける: 鼠径ヘルニアの手術歴がある方は、定期的に医師の診察を受けて、症状が再発していないか確認してもらうと安心です。症状が出始めたら、早期に治療を行うことで、再発のリスクを軽減できます。

手術後に気をつけたい生活習慣

鼠径ヘルニアの手術後は、日常生活での小さな工夫が再発防止につながります。
例えば、腹圧を避けるためにトイレで無理に力まないようにしたり、重い荷物を持ち上げる際には膝を使って腰に負担をかけないようにするなど、ちょっとした意識が大切です。

まとめ

鼠径ヘルニアの手術を受けた方にとって、再発を防ぐための対策はとても重要です。
日常生活での無理な運動や重いものを持つことを避け、鼠径部に負担をかけないようにしましょう。
定期的に医師の診察を受けることで、再発のリスクを減らし、安心して過ごすことができます。
もし違和感や痛みを感じた場合は、早めに医師に相談して適切な対応をすることが大切です。

この記事では、「手術歴がある鼠径ヘルニアの再発を防ぐためのポイント」についてご紹介しました。

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鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。

鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。

鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。

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