高BMIのリスク!鼠径ヘルニアと体重管理の重要性
こんにちは!
鼠径(そけい)ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」です。
当院では日々、鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術を行っています。
男性の3人に1人は一生涯で一度は鼠径ヘルニア(脱腸)を発症する可能性があるとの研究報告もあり、私たちにとって身近な病気といえるでしょう。
今回は、「高BMIのリスク!鼠径ヘルニアと体重管理の重要性」についてご紹介します。
今日は「鼠径ヘルニア」と「BMI」の関係についてお話しします。
鼠径ヘルニアは、腹部の内臓が鼠径部(太ももの付け根)に突出してしまう病気です。
特に男性に多く見られますが、女性や子供にも発症することがあります。
鼠径ヘルニアとは?
まず、鼠径ヘルニアについて簡単に説明します。
鼠径ヘルニアは、腹壁の弱い部分から内臓が飛び出してしまう状態です。
鼠径部にしこりや膨らみができ、立ったり咳をしたりするとその膨らみが大きくなることがあります。
初期の症状は軽度であることが多いですが、放置すると嵌頓(かんとん)という状態になり、緊急手術が必要になることもあります。
BMIとは?
BMI(ボディマス指数)は、体重と身長を基に算出される指標で、肥満度を測るために使われます。BMIの計算方法は、体重(kg)を身長(m)の二乗で割ることで求められます。以下のように分類されます。
- 18.5未満:低体重
- 18.5~24.9:普通体重
- 25~29.9:過体重
- 30以上:肥満
BMIと鼠径ヘルニアの関係
BMIが高い、つまり過体重や肥満であると、鼠径ヘルニアのリスクが高まると言われています。
これは、体重が増えることで腹圧が高まり、腹壁にかかる負担が増えるためです。
腹壁に過度の負担がかかると、その弱い部分から内臓が飛び出しやすくなります。
過体重・肥満がもたらすリスク
過体重や肥満は、鼠径ヘルニア以外にもさまざまな健康リスクを引き起こします。
例えば、高血圧、糖尿病、心臓病などの生活習慣病のリスクが高まります。
これらの病気は、鼠径ヘルニアの手術を受ける際のリスクも増大させます。
したがって、健康を維持するためには適切な体重管理が重要です。
理想的なBMIを保つための方法
理想的なBMIを保つためには、バランスの取れた食事と適度な運動が必要です。
以下は、その具体的な方法です。
- バランスの取れた食事:野菜、果物、タンパク質、炭水化物、脂肪をバランスよく摂ることが大切です。特に、野菜や果物はビタミンやミネラルが豊富で、健康維持に欠かせません。
- 適度な運動:毎日30分程度の運動を取り入れることで、体重を適切に管理できます。ウォーキングやジョギング、筋力トレーニングなど、自分に合った運動を続けることが重要です。
- 規則正しい生活:規則正しい生活リズムを保つことで、食事や運動の習慣が整います。十分な睡眠も健康維持に重要です。
まとめ
鼠径ヘルニアとBMIの関係について理解していただけたでしょうか?
適切な体重管理は、鼠径ヘルニアの予防だけでなく、全体的な健康維持にも役立ちます。
もし鼠径ヘルニアの症状がある場合や、BMIに関して不安がある場合は、早めに医療機関を受診してください。
健康な毎日を送るために、適切な体重管理と生活習慣を心がけましょう。
この記事では、「高BMIのリスク!鼠径ヘルニアと体重管理の重要性」についてご紹介しました。
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鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。
鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。
鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。
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カテゴリ:鼠径ヘルニア