鼠径ヘルニアが引き起こす陰嚢腫れ:原因と対処法
当院では日々、鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術を行っています。
男性の3人に1人は一生涯で一度は鼠径ヘルニア(脱腸)を発症する可能性があるとの研究報告もあり、私たちにとって身近な病気といえるでしょう。
今回は、「鼠径ヘルニアが引き起こす陰嚢腫れ:原因と対処法」についてご紹介します。
鼠径ヘルニアは、内臓が腹壁の弱い部分から飛び出す一般的な健康問題です。
特に男性では、この状態が陰嚢の腫れを引き起こすことがあります。
鼠径ヘルニアが陰嚢に影響を及ぼす場合、これを「陰嚢ヘルニア」と呼ぶこともあります。
参照元:Inguinal Hernia(National Institutes of Health)
陰嚢の腫れの原因
鼠径ヘルニアによる陰嚢の腫れは、腸や脂肪組織が鼠径管を通って陰嚢内に入り込むことで起こります。
これにより、陰嚢が異常に大きくなり、不快感や痛みを伴うことがあります。
重力の影響で、立っているときに症状が悪化することが一般的です。
陰嚢腫れの症状
陰嚢の腫れには以下のような症状が伴うことがあります
- 陰嚢の一部または全部が異常に大きくなる
- 立っているときや物を持ち上げたときの不快感や痛み
- 腫れた部分に圧をかけると痛みが和らぐことがある
診断と治療
鼠径ヘルニアによる陰嚢の腫れの診断は、通常、身体検査と患者の症状の報告に基づいて行われます。
必要に応じて、超音波検査やCTスキャンが行われることもあります。
治療には手術が一般的で、ヘルニアの袋を元の位置に戻し、腹壁を修復します。
参照元:Inguinal hernia repair
患者様へのアドバイス
鼠径ヘルニアが疑われる場合は、早めに医師の診察を受けることが重要です。
陰嚢の腫れが見られる場合は、無理に押し戻そうとせず、専門医に相談してください。
手術後は、医師の指示に従い、適切な休養を取り、回復をサポートする活動に努めてください。
鼠径ヘルニアによる陰嚢の腫れは、適切な治療により改善が見込まれます。専門医の診断と治療計画に従うことが、健康的な回復には不可欠です。
まとめ
この記事では、「鼠径ヘルニアが引き起こす陰嚢腫れ:原因と対処法」についてご紹介しました。
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※この記事は「陰嚢水腫 鼠径ヘルニア 違い」のキーワードでの検索ニーズに応えるため、医師監修のもと作成しています。
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この記事を監修した人
日本外科学会専門医/日本外科学会指導医/日本消化器外科学会認定医/日本ヘルニア学会鼠径部ヘルニア習得医
年間1000人以上の鼠径ヘルニア手術を担当および監修。安全で体へのダメージや再発が非常に少ない術式〈単孔式腹腔鏡下鼠径(そけい)ヘルニア根治術(SILS-TEP法)〉を行う日本有数のドクター。
外科医向けの鼠径ヘルニア手術の教科書を多数執筆する他、主な著書に『1日で治せる 鼠径ヘルニア読本』 合同出版/2024年2月刊/『ヘルニアの外科』(共著) 南江堂/2024年10月刊などがある。

Gi外科クリニック理事長・医師 池田 義博
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鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。
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カテゴリ:鼠径ヘルニア