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鼠径ヘルニアQ&A

80代の高齢でも鼠径ヘルニアの手術をしても大丈夫?


この記事では、Gi外科クリニックを受診した患者さんからのご質問、ホームページやインターネット上でいただいた鼠径ヘルニアに関するご質問についてお答えをさせていただきます。

今回のテーマは、「80代の高齢でも鼠径ヘルニアの手術をしても大丈夫?」です。

80代の高齢でも鼠径ヘルニアの手術をしても大丈夫でしょうか?

ご質問

80代の父が来週、鼠径ヘルニアで手術をする予定です。高齢なので心配ですが大丈夫でしょうか。
手術にともなう入院期間は5日ほどで治療費用も数万円と聞きます。詳細が分かれば教えてください。
なお、父は血液がサラサラになるワーファリンを手術3日前から飲まないように言われています。

ご回答

お父様が鼠径ヘルニアの手術を受けられるとのことで、ご心配だと思います。無事完治できることをお祈りいたしております。

Gi外科クリニックは鼠径ヘルニア手術を日帰り手術で提供している専門クリニックです。日帰り手術クリニックですので、少し内容が異なっているかもしれませんが、ご容赦ください。

鼠径ヘルニアは筋肉や筋膜で形成される腹壁の病気です。

腹壁の一部が弱くなり、そこから内臓を包む腹膜という袋が飛び出し、その中を内蔵(主に腸管)が出たり入ったりする病気です。したがって、手術は腹壁の弱くなった部分を補強します。

現在最も多く行われている術式は、鼠径部切開法という鼠径部に約4cmほど切開を加え、お腹の中に入らず、弱くなった部分にメッシュを当て補強します。他の術式として、腹腔鏡を用いる方法もあります。

腹腔鏡を用いる方法にも2種類あります。イメージしずらいかと思いますが・・。

TAPP法:腹腔内に入り、腹膜を切開し、腹壁の弱くなった部分を腹腔側からメッシュを用いて補強します。
TEP法:腹腔内には入らず、腹壁の裏で手術操作を行い、弱くなった部分にメッシュを用いて補強します。

TAPP法以外は腹腔内に入ることなく、腹壁を補強する手術ですので、お父様の体への負担(ダメージ)は、消化管(胃癌、大腸癌など)の手術よりは少ないです。

入院が5日程というのも一般的な治療方針だと思います。

当院ではTEP法でかつ切開をお臍の中1か所のみとした、単孔式TEP法を提供しています。最も負担が少ない方法と考えています。そのため、午前中に手術を行い、お昼過ぎには歩いて帰宅されます。

費用も入院費が不要であり、経済的にも優しい医療を提供しています。ちなみに当院での最高齢の患者さんは94歳ですが、お元気に日帰りでご帰宅されています。

Gi外科クリニックへご相談ください

鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。

鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。

鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。

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また受診はためらうけど症状が気になる方のための無料相談窓口も設けています。
無料相談窓口では、鼠径ヘルニアに詳しい当院の看護師がご対応致します。

気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

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