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健康成分たっぷりの滋養食材!そばの栄養について

管理栄養士ブログのタイトル

こんにちは、管理栄養士の尾上です。

そばは、そばの実をひいてできたそば粉を打ったもの。
そばの実の種類、実のひき方、そばと小麦粉の割合、打ち方、いろいろな要因で風味や食感に違いが出ます。

今回はそんな「そば」について解説していきたいと思います。

そばの栄養について


かけそばのイラスト

そばは、穀類の中でもタンパク質が豊富で、ビタミンB1、鉄、亜鉛なども多く含まれています。
食物繊維も豊富で、腸内環境整え、コレステロールの排出を促してくれます。
また、そば粉のタンパク質は水溶性なので、そばを茹でた茹で汁に溶けだします。
ですから、そば湯を飲むのは栄養を補う意味でも理にかなっているというわけです。

そばの分類について

そば粉は製粉の度合い、ふるいの加減で分類されます。

一番粉
胚乳の中心部分だけをひいたもの。
真っ白で最上級品ですが、香りや風味は弱いです。

二番粉
胚乳と胚芽の一部をひいたもの。
薄黄緑色で、香りも風味も豊かです。

三番粉
胚乳の一部と胚芽と種皮をひいたもの。

末粉
胚芽と種皮をひいたもの。
食感は劣るが、そばがき、乾麺の色づけなど加工品に利用される。

血管保護のポリフェノール、ルチン

そばは、ポリフェノールのルチンを多く含んでいて、高血圧予防が期待できるとされています。
ルチンはフラボノイドの一種。
毛細血管を強くし、異物が侵入するのを防ぐため、抗アレルギー作用があります。
血管が強くなると血流が促進するため、血圧降下も期待できるというわけです。
ルチンは、特に韃靼そばの実に多く、他にも、アスパラガスの穂先、柑橘類の果皮、クランベリーなどにも含まれています。

そばは麺類の中でもタンパク質、ビタミン、鉄、亜鉛、とビタミンミネラル類も多く含まれている食材です。
一方、アレルゲンとしても注意が必要な食材なので、アレルギーの人は原材料の表示などの確認が必要です。

今回は「そば」について解説しました。

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