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鼠径ヘルニア

足の付け根の痛み・違和感は鼠径ヘルニア!?男性に多い脱腸を解説!

鼠径部を抑えている状態

岡山県岡山市の鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」です。

この記事では「足の付け根の痛み・違和感は鼠径ヘルニアが疑われる」をテーマに、鼠径ヘルニアの症状やなりやすい人について解説します。

足の付け根の違和感は鼠径ヘルニアの疑い

足の付け根のあたりに違和感があり、立った時やお腹に力を入れた際にしこりを感じることがある…。そのような症状がある方は、鼠径ヘルニアという病気かもしれません。

鼠径へルニアでは、症状として鼠径部(足の付け根)の膨らみが認められます。


鼠経ヘルニア時の脱出部分

鼠径ヘルニアの初期症状は、鼠径部に出るポコッとした膨らみ。初期症状として、この膨らみにより違和感を覚える患者さんが多いです。

膨らみは立ち上がったり、何かを持ち上げたりしたときなどお腹に力が加わったときに出やすい傾向にあります。ただし、手で押したり、姿勢を横にしたりすると、膨らみは引っ込んでしまうことが多く、不安を感じながらも、放置している患者さんが少なくありません。

姿勢などにより症状が変化する点は鼠径ヘルニアの症状の特徴の一つと言えます。膨らみの大きさは人それぞれで、ピンポン球や鶏卵くらいに感じることもあります。

その後、症状が進行すると鼠径部の違和感や不快感が強くなり、場合によっては痛みを生じることがあります。この状態をさらに放置すると、膨らみを手で押しても引っ込まず常態的に違和感を覚えるようになります。また痛みも強くなり、日常生活に支障をきたすようになります。

さらに病態が進行すると、嵌頓(かんとん)の危険性が高まります。嵌頓とは鼠径部に飛び出た腸が筋肉でしめつけられ戻らなくなった状態を指します。この嵌頓は腸閉塞や腹膜炎などを起こしやすく、非常に危険な状態です。
ここまでくると緊急手術が必要になり、対応が遅れると命に危険が及びます。


50歳以上の男性がなりやすい鼠径ヘルニア

鼠径ヘルニアは一般的に「脱腸」と呼ばれる病気です。脱腸と聞くと、子供がなる病気の印象を受けるかもしれません。

しかし、鼠径ヘルニアの患者さんの65%は50歳以上の方です。 鼠径ヘルニアの発症数は、30歳ぐらいから加齢とともに増加し、50代から急激に増え始め、60代、70代が発症のピークとなっています。

また鼠径ヘルニアの男女別発症比率は男女比8:1と言われています。

つまり鼠径ヘルニアは50歳以上の男性に多い病気です。
鼠径ヘルニアの男性の生涯リスクは約30%といわれており、男性の3人に1人は一生涯で一度は発症する可能性があります。

未治療患者さんが多い鼠径ヘルニア

鼠径ヘルニアは国内で年間約40~50万人が発症すると報告されており、多くの方が発症する病気ですが、国内の成人鼠径ヘルニアの年間治療件数は約16万件とされています。
つまり、鼠径ヘルニアを発症された患者さんの32%しか治療を行っておらず、残りの68%の患者さんは治療を行っていないと考えられます。

未治療の鼠径ヘルニアの患者さんが多い原因としては、「病気自体を知られていない」、「仕事等で多忙のため症状があっても我慢している」、「鼠径ヘルニアに対して恥ずかしい病気のイメージがある」などが考えられます。

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Gi外科クリニックへご相談ください

鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。

鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。

鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。

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