鼠径ヘルニアと快適なファッション:選び方のポイント
こんにちは!
鼠径(そけい)ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」です。
当院では日々、鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術を行っています。
男性の3人に1人は一生涯で一度は鼠径ヘルニア(脱腸)を発症する可能性があるとの研究報告もあり、私たちにとって身近な病気といえるでしょう。
今回は、「鼠径ヘルニアと快適なファッション:選び方のポイント」についてご紹介します。
鼠径ヘルニアは、腹部の筋肉が弱くなることで、腸などの内臓が足の付け根(鼠径部)から飛び出してしまう病気です。
鼠径ヘルニアがあると、お腹に圧力がかかると症状が悪化することがあるため、日常の服装にも少し気をつける必要があります。
今回は、鼠径ヘルニアを持っている方が快適に過ごしながらおしゃれを楽しむためのファッションの工夫についてご紹介します。
鼠径ヘルニアに優しいファッションのポイント
鼠径ヘルニアがあると、鼠径部に負担がかからないような服装を心がけることが重要です。
適切な服を選ぶことで、鼠径部への圧力を軽減し、日常生活も快適に過ごせます。
- ウエストがきつくない服を選ぶ: ウエスト部分がゴムやひもで調節できるようなズボンやスカートは、鼠径部に負担をかけにくく、快適に過ごせます。逆に、ウエスト部分が硬く、締めつけが強いジーンズやベルトは腹圧を高め、鼠径ヘルニアの症状を悪化させる可能性があるため、避けた方が良いでしょう。
- フィットしすぎないトップスやボトムス: 鼠径ヘルニアがある方は、ゆったりとしたシルエットの服装がおすすめです。タイトすぎるトップスやボトムスは鼠径部やお腹全体に圧力をかけるため、鼠径部に不快感が生じることがあります。リラックスできるような、程よいゆとりのある服を選ぶことで、ストレスも軽減できます。
- 通気性の良い素材を選ぶ: 鼠径部が蒸れやすい場合、通気性の良い素材の服を選ぶことも大切です。コットンやリネンなど、肌に優しく、汗を吸収しやすい素材の服は、長時間着用しても蒸れにくく快適です。特に夏場は、薄手で通気性のある素材を選ぶと良いでしょう。
鼠径ヘルニアの方が避けたい服装
- タイトなジーンズやスキニーパンツ: ピッタリとフィットするジーンズやスキニーパンツは、鼠径部を締めつけるため、症状が悪化する可能性があります。ゆとりのあるストレートパンツやワイドパンツ、ゴムウエストのものを選ぶことで、鼠径部の圧迫を避けられます。
- 太いベルトや腰回りを締め付けるアイテム: 腰にしっかり巻き付けるような太いベルトは、鼠径部に圧力をかけることが多いため、できるだけ避けましょう。ベルトが必要な場合は、軽く締める程度に留めるか、腰に負担の少ないスタイルにアレンジするのが良いでしょう。
- ハイウエストのボトムス: 腰よりも高い位置にウエストがくるハイウエストのボトムスは、お腹全体を圧迫しやすく、鼠径部への負担が増すことがあります。ロウウエストやミッドウエストのボトムスを選び、腹部への圧迫を避けると良いです。
鼠径ヘルニアの方が快適におしゃれを楽しむコツ
- レイヤードでゆるさを出す: ゆったりしたインナーやトップスを重ね着することで、おしゃれさと快適さを両立させられます。例えば、ゆったりとしたカーディガンやジャケットを羽織り、インナーに肌触りの良いTシャツを合わせると、リラックスしながらもバランスの取れたファッションを楽しめます。
- アクセサリーでポイントを作る:アクセサリーはとても効果的です。首元にスカーフを巻いたり、カラフルなアクセサリーを取り入れることで、シンプルな服装でもおしゃれさを引き出せます。
- 無理をせず季節ごとに合った服装を: 季節に合わせて快適な素材の服を選び、無理なくおしゃれを楽しみましょう。冬には暖かいウール素材のゆったりとしたセーター、夏には通気性の良いリネンシャツなど、体を気遣いながら季節感も取り入れると、心地よく過ごせます。
まとめ
鼠径ヘルニアがあっても、工夫次第でファッションを楽しむことができます。
締めつけが少なく、通気性が良い素材を選び、体への負担を減らすように意識しましょう。
ゆったりした服装とサポート効果のあるインナーで快適に過ごしながら、アクセサリーなどで自分らしいおしゃれも楽しんでください。
快適なファッションで、鼠径ヘルニアの症状を気にせず過ごせる毎日を目指しましょう。
この記事では、「鼠径ヘルニアと快適なファッション:選び方のポイント」についてご紹介しました。
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鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。
鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。
鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。
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また受診はためらうけど症状が気になる方のための無料相談窓口も設けています。
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カテゴリ:鼠径ヘルニア