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鼠径ヘルニアQ&A

鼠径ヘルニアの手術・入院期間について

疑問に思うお年寄りのイラスト

こんにちは、Gi外科クリニック です。
当クリニックでは、鼠径ヘルニア の治療を専門に行い、入院なしの日帰り手術も提供しています。

この記事では、「鼠径ヘルニアの手術や入院期間」について、わかりやすく説明します。

鼠径ヘルニアとは?


鼠径ヘルニアとは、足の付け根(鼠径部)の筋肉に穴が開き、腸などの臓器が飛び出してしまう病気 です。
特に 40歳以上の男性 に多く見られますが、女性や子どもにも発症することがあります。

  • 自然に治ることはありません。
  • 治療には手術が必要です。

鼠径ヘルニアの手術には、次の2つの方法があります。

  • 腹腔鏡手術(内視鏡手術) → 小さな傷で治療でき、回復が早い
  • 鼠径部切開法 → 昔からある方法で、比較的大きな傷ができる

鼠径ヘルニアの手術と入院期間

以前は、鼠径ヘルニアの手術をすると 数日から1週間ほど入院 するのが普通でした。
しかし、最近では 日帰り手術 が増えてきています。

入院治療の場合の流れ

  • ①手術の前日または当日に入院
  • ②手術を受ける
  • ③手術後、病院で経過をみるために数日入院
  • ④問題がなければ退院

入院期間は 病院によって異なります が、一般的には 3日~1週間 ほどです。

鼠径ヘルニアの日帰り手術とは?


日帰り手術 とは、手術を受けたその日に帰宅できる方法です。
最近では腹腔鏡手術(内視鏡手術)による日帰り手術が増えており、以下のようなメリットがあります。

  • 入院しなくていいので、普段の生活を続けやすい
  • 仕事への復帰が早い
  • 精神的な負担が少ない
  • 入院費がかからないので、医療費を抑えられる

日帰り手術は すべての人に適しているわけではありません。
患者さんの状態によっては 入院が必要 になることもありますので、医師と相談して決めましょう。

鼠径ヘルニアの手術を考えている方へ


鼠径ヘルニアは 放置しても治りません。
痛みがひどくなったり、腸が締めつけられて危険な状態になることもあります。

手術を受けるなら、入院する方法と日帰り手術の両方を比較して、自分に合った方法を選びましょう。

Gi外科クリニックでは、最新の内視鏡手術による日帰り手術 を行っています。
鼠径ヘルニアでお悩みの方は、ぜひ Gi外科クリニック にご相談ください。


80代の高齢でも鼠径ヘルニアの手術をしても大丈夫でしょうか?

ご質問

80代の父が来週、鼠径ヘルニアで手術をする予定です。高齢なので心配ですが大丈夫でしょうか。
手術にともなう入院期間は5日ほどで治療費用も数万円と聞きます。詳細が分かれば教えてください。
なお、父は血液がサラサラになるワーファリンを手術3日前から飲まないように言われています。

ご回答

お父様が鼠径ヘルニアの手術を受けられるとのことで、ご心配だと思います。無事完治できることをお祈りいたしております。

Gi外科クリニックは、鼠径ヘルニアの治療を『日帰り手術』で提供している専門クリニックです。日帰り手術クリニックですので、少し内容が異なっているかもしれませんが、ご容赦ください。

鼠径ヘルニアは筋肉や筋膜で形成される腹壁の病気です。

腹壁の一部が弱くなり、そこから内臓を包む腹膜という袋が飛び出し、その中を内蔵(主に腸管)が出たり入ったりする病気です。したがって、手術は腹壁の弱くなった部分を補強します。

現在最も多く行われている術式は、鼠径部切開法という鼠径部に約4cmほど切開を加え、お腹の中に入らず、弱くなった部分にメッシュを当て補強します。他の術式として、腹腔鏡を用いる方法もあります。

腹腔鏡を用いる方法にも2種類あります。イメージしずらいかと思いますが・・。

TAPP法:腹腔内(お腹の中)に入り、腹膜を切開して腹壁の弱くなった部分を腹腔(お腹の中)側からメッシュを用いて補強します。
TEP法:腹腔(お腹の中)内には入らず、腹壁の中で手術操作を行い、弱くなった部分にメッシュを用いて補強します。

TAPP法以外の術式は腹腔(お腹の中)内に入らずに腹壁を補強する手術ですので、お父様の体への負担(ダメージ)はより少ないと考えます。

入院が5日程というのも一般的だと思います。最近はさらに入院期間を短くしている施設や、入院を行わない『日帰り手術』施設もあります。

当院ではTEP法を行っています。さらに切開は1か所、すなわちお臍の中を約2㎝程度切開する術式『単孔式TEP法』を提供しています。お身体に最も負担が少ない術式です。そのため、午前中に手術を行った患者さんは、お昼過ぎには歩いて帰宅されます。

入院費用が不要であり、経済的なご負担も少ない医療を提供しています。ちなみに当院での最高齢患者さんは94歳ですが、お元気に日帰りでご帰宅されています。

最後に、ワーファリン(抗凝固剤)の休薬に関してですが、当院では抗凝固剤・抗血小板薬を休薬せずに手術を行っています。そもそも出血が少ない手術方法であることに加えて、手術中の止血操作を徹底することで、休薬によって生じる患者さんへのデメリットを軽減しています。

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Gi外科クリニックへご相談ください

鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。

鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。

鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。

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また受診はためらうけど症状が気になる方のための無料相談窓口も設けています。
無料相談窓口では、鼠径ヘルニアに詳しい当院の看護師がご対応致します。

気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

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