鼠径ヘルニア完全ガイド

鼠径ヘルニアQ&A

鼠径ヘルニア (脱腸)手術とは?日帰りで受けられる理由と失敗しない病院選び

鼠径ヘルニア(脱腸)の手術とは?
「ここに任せて大丈夫か」を判断するための情報


太ももの付け根に柔らかい膨らみが出る鼠径ヘルニア(脱腸)の症状を示すイラスト

はじめに|このページを読んでほしい方へ

医師から
「鼠径ヘルニア(脱腸)治療には手術が必要です」
と言われたあと、

・入院が必要なのか?

・日帰りで本当に安全なのか?

・手術で痛みは楽になるのか?

・高齢でも大丈夫なのか?

どこで受けるか決めきれず、不安を感じている方は多いのではないでしょうか。

「手術の説明」だけであれば、
インターネットにはすでに多くの情報があります。

しかし、
本当に知りたいのは
「ここに任せて大丈夫かどうかの判断材料」
ではないでしょうか。


このページでは、
鼠径ヘルニア(脱腸)専門クリニックの立場から、

・なぜ手術が必要なのか

・どんな手術方法があるのか

・高齢者でも日帰りで受けられる理由

・痛みは本当に楽になるのか

・失敗しない病院の選び方

を、判断に必要な視点でわかりやすく解説します。

鼠径ヘルニア(脱腸)の手術は入院?それとも日帰り?

まず前提として知っていただきたいのは、
現在の鼠径ヘルニア(脱腸)治療においては
「入院が標準」という時代はすでに変わってきている
ということです。

手術方法の進歩により、
体への負担が少なく、術後の回復も早い治療が可能になったため、
現在は「日帰りで行うこと」が標準的な選択肢になっています。

これは、
「特別な施設だから日帰りにしている」
「無理に入院を避けている」
という意味ではありません。

むしろ、
必要以上に入院をしないことで、

・体力の低下を防げる

・環境変化による負担を減らせる

・日常生活に早く戻れる

といった点が、患者さんにとって大きなメリットになるためです。

当院では、こうした考え方に基づき、
体への負担が少ない手術方法を採用することで、
原則として入院を必要とせず、日帰りでの手術を行っています。

ただし、安全を最優先するため、

・持病の状態によって慎重な管理が必要な場合

・術後の経過をより丁寧に観察したほうがよい場合

・ご本人やご家族が入院を希望される場合

には、例外的に入院をご提案することもあります。

年齢だけを理由に、入院が必要と判断することはありません。
一人ひとりの状態を確認したうえで、
最も安全で負担の少ない方法をご提案しています。

鼠径ヘルニア(脱腸)手術で多くの方が不安に感じるポイント

鼠径ヘルニア(脱腸)の手術を前に、
多くの方が次のような不安を感じています。

・日帰り手術という選択は本当に安全なのか

・手術によって、今ある痛みや違和感はどうなるのか

・高齢でも体への負担は少ないのか

・どの医療機関を選べば後悔しないのか

これらの判断ポイントについて順に整理していきます。

鼠径ヘルニア(脱腸)が「手術で治療する病気」である理由

なぜ自然には治らないのか

鼠径ヘルニア(脱腸)は、
筋肉や膜が弱くなった部分から、腸などが外に出てくる状態です。

この「弱くなった部分」は、
薬や運動で元に戻ることはありません。

参照元:Inguinal Hernia(National Institutes of Health)


鼠径ヘルニア(脱腸)の症状がありながら放置した場合に起こりうること

放置すると、
腸が戻らなくなる【嵌頓(かんとん)」を起こすことがあります。

嵌頓(かんとん)すると、

・強い痛み

・緊急手術

・腸の切除

が必要になる場合もあり、
結果的に体への負担が大きくなります。


鼠径ヘルニア(脱腸)手術の方法と考え方の違い

従来の手術(入院が前提だった時代)

・傷が大きい

・術後の痛みが強い

・入院管理が必要

現在の手術(低侵襲手術)

・傷が小さい

・出血や痛みが少ない

・術後の回復が早い

この変化により、
「入院しなければ安全ではない」という前提が変わりました。

傷が一つでお腹に入らない腹腔鏡手術(SILS-TEP法)


当院では、
【傷が一つでお腹の中に入らない腹腔鏡手術(SILS-TEP)】を行っています。

・傷は1か所

・内臓に直接触れない

・術後の痛みが少ない

・日常生活への復帰が早い

といった特徴があります。

⇒お腹に入らない手術法について詳しく知りたい方はこちらから

高齢者こそ「低侵襲・日帰り」が適している理由

高齢者にとって、
入院は必ずしも安全とは限りません。

・環境変化による体力低下

・生活リズムの乱れ

・活動量の低下

これらは、
入院そのものが負担になるリスクです。

そのため現在は、
高齢者だからこそ
体への負担が少ない低侵襲な手術を選ぶ

という考え方が重視されています。

当院では、
80代の方でも日帰り手術を行い、
その日のうちに帰宅されています。

鼠径ヘルニア手術(脱腸)で痛みはどうなるのか?

鼠径ヘルニア(脱腸)で検索される方の多くは、
鼠径部の痛みや違和感をきっかけにしています。

手術後の痛みを心配される方は多いですが、
実際には、

・手術前にあった痛みや違和感がなくなった

・日常生活が楽になった

と感じる方が多くいらっしゃいます。

これは、
痛みの原因そのものを治療するためです。

痛くない鼠径ヘルニア(脱腸)でも治療が必要な理由

痛みの有無と、病気の進行は別です。
「痛くないから大丈夫」と思われがちですが、
痛みがないこと=安全というわけではありません。

鼠径ヘルニア(脱腸)は、
・膨らみが出たり引っ込んだりする
・痛みがほとんどない
この状態でも、内部では少しずつ進行していることがあります。

痛みが出たときは、すでに進行していることも
実際の診療では、

「もっと早く相談していればよかった」

と話される方に、何度も出会います。

痛みが出てから受診すると、
手術の難易度が上がったり、回復に時間がかかることもあります。

後悔しないための病院選びの判断材料

「どこで手術を受けるか」は、
結果に大きく影響します。

次の点を、判断材料として確認してください。

・症例数が十分にあるか

・術式の選択肢があるか

・日帰り手術の実績があるか

・高齢者の対応経験が豊富か

これらを満たす医療機関を選ぶことが、
納得できる治療につながります。

まとめ|判断に必要なのは「情報」ではなく「納得」

鼠径ヘルニアの手術は、
「入院か日帰りか」という選択ではなく、

どの方法・どの施設が
自分にとって最も負担が少なく、安全か

を判断することが大切です。

迷われている方こそ、
一度、専門施設で相談してみてください。

鼠径ヘルニア(脱腸)に関する無料相談受付中!


気になる症状がある方は、お気軽にGi外科クリニックまでご相談ください。
専門の外科医が丁寧に対応いたします。

※この記事は「鼠径ヘルニア(脱腸) 手術」のキーワードでの検索ニーズに応えるため、医師監修のもと作成しています。

この記事を監修した人


日本外科学会専門医/日本外科学会指導医/日本消化器外科学会認定医/日本ヘルニア学会鼠径部ヘルニア習得医
年間1000人以上の鼠径ヘルニア手術を担当および監修。安全で体へのダメージや再発が非常に少ない術式〈単孔式腹腔鏡下鼠径(そけい)ヘルニア根治術(SILS-TEP法)〉を行う日本有数のドクター。
外科医向けの鼠径ヘルニア手術の教科書を多数執筆する他、主な著書に『1日で治せる 鼠径ヘルニア読本』 合同出版/2024年2月刊/『ヘルニアの外科』(共著) 南江堂/2024年10月刊などがある。

Gi外科クリニック理事長・医師 池田 義博(鼠径ヘルニア界のトップドクター)

Gi外科クリニックへご相談ください

鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。

鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。

鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。

受診予約はこちらから

24時間365日受付中!

また受診はためらうけど症状が気になる方のための無料相談窓口も設けています。
無料相談窓口では、鼠径ヘルニアに詳しい当院の看護師がご対応致します。

気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

そけいヘルニア無料相談ダイヤル

通話無料 携帯OK
0120-373-615

受付時間/9:00〜18:00
(月曜〜金曜・土日を除く祝日)

この記事をシェアする