太もものつけねのふくらみによる違和感から不安や悩みがありませんか。
この不安や悩みを感じるのは、実はあなただけではありません。毎年40~50万人の方が同じ不安や悩みを抱えています。

この不安や悩みの正体は “脱腸”という病気です。
病気の正式名称は“鼠径(そけい)ヘルニア”です。

男性の3人に1人は一生涯で一度は発症する“鼠径ヘルニア”

鼠径ヘルニア(脱腸)と聞くと、『子供がなる病気』と誤解される方も多いかもしれません。しかし、鼠径ヘルニアの病気にかかる患者さんの65%は50歳以上の方です。さらに50歳以上の方でも男性に多い病気であり、男性の3人に1人は一生涯で一度は鼠径ヘルニアを発症する可能性があります。
そのようなこともあり、日本全国の1年間に行われる消化器外科手術の件数も“鼠径ヘルニア”が堂々第一位です。鼠径ヘルニアは、有名な胆石、盲腸(虫垂炎)、そしてガン(胃ガン、大腸ガンなど)を抑えダントツに多い疾患となっています。

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命に危険が及ぶ“鼠径(そけい)ヘルニア”という病気

鼠径ヘルニアという病気は、下腹部や太もものつけねと表現される鼠径部(そけいぶ)にふくらみや痛みを感じる病気です。鼠径部は、二足歩行をするようになった人類にとっておなかの中の圧力(重さ)を一番受ける場所です。

加齢とともに鼠径部の壁が弱くなると穴がひらき、中から腹膜が風船のように飛び出します。この風船のように飛び出した腹膜の中を腸が出入りするのが“鼠径ヘルニア”という病気です。

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鼠径ヘルニアは良性の病気ですが、自然治癒やお薬の治療で治すことは不可能です。放置していくと日常生活に支障が出るだけでなく、時に命に危険が及ぶこともあります。

その命に危険が及ぶ状態を“嵌頓(かんとん)”と言います。嵌頓(かんとん)とは、脱出した腸がもとに戻らなくなることです。この嵌頓という状態になると、腸は脱出口で締め付けられ血流が途絶えます。

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その結果、腸は腐り(壊死)、穴が開きます(腸管穿孔)。その穴から腸の内容物がもれだし、腹腔内(お腹の中)にひろがります。そして腹膜に炎症が起こり、“腹膜炎”という病態に進行します。

嵌頓になり、重篤な状態まで進行すると緊急手術が必要になり、対応がおくれると命に危険が及びます。
鼠径ヘルニアは“たかが脱腸”と思われがちですが、正しい知識を知ると怖い病気ですね。

鼠径(そけい)ヘルニアの治療は手術で行う

鼠径ヘルニアという病気は手術でしか治せません。ヘルニアバンドや脱腸帯という圧迫する道具もありますが、圧迫を解除すれば腸が脱出します。
つまり“鼠径ヘルニアの治療”にはならないということです。いわゆる“手術までのつなぎの役割”です。
さて、この鼠径ヘルニアの手術ですが、様々な方法があります。医学は日進月歩で進化しています。

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現在では腹腔鏡(ふくくうきょう)を用いた身体に負担の少なく安全な術式が確立されています。この腹腔鏡を用いる術式を極めていくことで手術を受けたその日に帰宅できる、“日帰り手術”が鼠径ヘルニアの治療分野でも可能となりました。

より安全で体への負担の少ない“腹腔鏡下鼠径ヘルニア根治術”

Gi外科クリニックは腹腔鏡を用いた鼠径ヘルニアの根治術を提供しています。

より安全でより身体への負担が少ない術式を検討し、通常の腹腔鏡法をもう一段階進化させた治療を行っています。それが、お臍の中に1カ所だけ穴をあけて手術を行う、“単孔式腹腔鏡下鼠径ヘルニア根治術(SILS-TEP法)”です。

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Gi外科クリニックは、この方法を日帰り手術として提供する“鼠径ヘルニア専門クリニック”です。

鼠径ヘルニアは手術でしか根治できません。適切な時期に、適切な治療を受けなければ、嵌頓(かんとん)という命にかかわる状態に進行することがあります。いつ、誰に、どんな時に、嵌頓が起こるかは分かりません。

下腹部、足(太もも)の付け根にふくらみや痛み、違和感がある方は是非お気軽にご相談ください。
鼠径ヘルニアは、日帰り手術で根治が可能です。

Gi外科クリニックへご相談ください

鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。

鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。

鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。

また受診はためらうけど症状が気になる方のための無料相談窓口も設けています。
無料相談窓口では、鼠径ヘルニアに詳しい当院の看護師がご対応致します。

気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

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