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栄養学

季節に合わせた食べ方を楽しめるかつおについて

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こんにちは、管理栄養士の尾上です。

かつおは高タンパク質で低脂質、DHA、EPAが豊富で、強い旨みが特徴です。
広い海域を泳ぎ続けるため、酸素を運ぶヘモグロビンなどを多く含むことから赤身の魚となります。
また、旬の春と秋で味わい方が違うので、季節ごとに合わせた食べ方で楽しむのがおすすめです。

今回はそんな「かつお」について解説していきたいと思います。

かつおの栄養ついて


魚のイラスト

かつおはDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)はもちろん、血合いに含まれているビタミンB12は魚肉の中でも豊富に含まれています。
血合いとは、魚の背身と腹身の間にある、赤黒い部分のことで、まぐろ、かつお、いわし、さんまなどに見られます。
鉄分やビタミン各種、グリコーゲンなどが豊富に含まれているので、貧血予防にも期待できます。
身と血合いをいっしょに食べることで、しっかりと栄養が摂れます。

アンチエイジングに効果ありのセレン

かつおは、ミネラルの一種のセレンも豊富に含んでいます。
セレンはアンチエイジングに効果があるとされていて、抗酸化作用において重要な働きをするミネラルです。
かつおなどの魚介類、海藻類、豚レバー、卵黄などに多く踏まれています。
ビタミンCやEといっしょに摂取するとアンチエイジングの効果がアップ!
野菜類といっしょに食べるといいですね。

かつおのおいしい食べ方

かつおの旬は、春と秋の2回。
春の「初がつお」は脂がのっていないのでたたきにおすすめ。
身が引き締まってあっさりとした味わいです。
秋の「戻りがつお」は産卵に備えてしっかりとエサを食べ、脂がのっているのでお刺身がおすすめ。
濃厚な味わいが特徴です。
季節に合わせた食べ方で楽しんでみましょう。

かつおはDHA、EPAなどの良質な油を摂ることができます。
かつおのたたきや、野菜といっしょに食べることでビタミン、ミネラルも摂れておすすめです。
かつおの切り身を買うときは、身の色が鮮やかなもので、血合いがはっきりしたものを選びましょう。

今回は「かつお」にいて解説しました。

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