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鼠径ヘルニア

長時間の読書で鼠径ヘルニアを悪化させないための対策


こんにちは!
鼠径(そけい)ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」です。

当院では日々、鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術を行っています。
男性の3人に1人は一生涯で一度は鼠径ヘルニア(脱腸)を発症する可能性があるとの研究報告もあり、私たちにとって身近な病気といえるでしょう。

今回は、「長時間の読書で鼠径ヘルニアを悪化させないための対策」についてご紹介します。

読書は心を落ち着け、知識を広げる素晴らしい趣味ですが、長時間座りっぱなしで読書を続けると、体にさまざまな影響を与えることがあります。
特に、鼠径ヘルニアを持つ方やそのリスクが高い方にとって、長時間の座りっぱなしは症状を悪化させる原因になる可能性があります。
今回は、長時間の読書が鼠径ヘルニアに与える影響と、その予防策について詳しく解説します。

鼠径ヘルニアとは?


鼠径ヘルニアは、腹部の筋肉や筋膜が弱くなり、内臓が足の付け根(鼠径部)から飛び出してしまう状態のことを指します。
特に男性に多く見られ、主な症状は鼠径部にふくらみができ、痛みや不快感を伴うことです。
腹圧が高まる動作(例えば、重いものを持ち上げる、咳をする)や、長時間同じ姿勢を続けることが、症状を悪化させる原因となります。

長時間座ることが鼠径ヘルニアに与える影響

長時間の座りっぱなしの姿勢は、鼠径部に余分な圧力をかけ、鼠径ヘルニアのリスクを高めることがあります。
特に、以下の点が鼠径ヘルニアの症状を悪化させる原因となります。

  • 腹圧の上昇: 座りっぱなしの状態では、腹部に一定の圧力がかかります。この圧力が長時間続くと、鼠径部の筋肉や筋膜が負担を受け、ヘルニアが悪化することがあります。
  • 血流の悪化: 座りっぱなしの状態が続くと、下半身の血流が悪くなり、鼠径部への負担がさらに増します。血行不良は、筋肉や組織の回復力を低下させ、ヘルニアの症状を進行させる可能性があります。
  • 姿勢の悪さ: 読書中に前かがみになったり、足を組んだりすることが、鼠径部への圧力を増加させ、症状を悪化させることがあります。

鼠径ヘルニアを予防するための読書中の対策

  • こまめに休憩を取る: 長時間座っている場合、1時間ごとに5~10分ほど休憩を取ることが重要です。立ち上がって軽いストレッチを行うことで、腹部への圧力を和らげ、血流を改善することができます。足を伸ばしたり、体を動かすことで、鼠径部への負担を軽減しましょう。
  • 正しい姿勢で座る: 読書中は、背筋を伸ばし、足を組まないようにすることが大切です。姿勢が悪いと、腹圧がかかりやすくなるため、できるだけ背もたれを使い、楽な姿勢を保つことがポイントです。また、座る椅子にも注意し、しっかりとサポートされるものを選びましょう。
  • 腹圧を抑える工夫: 座っている際に腹圧を上げないよう、深呼吸を心がけることが大切です。また、リラックスした状態を保ち、体に余計な力が入らないようにしましょう。

まとめ

長時間の読書は楽しみの一つですが、鼠径ヘルニアを持っている方や、そのリスクがある方にとっては、座りっぱなしの状態が症状を悪化させることがあります。
適度な休憩、正しい姿勢、腹圧を抑える工夫などを取り入れることで、健康的に読書を楽しむことができます。
もし鼠径部に違和感や痛みを感じた場合は、早めに医師に相談し、適切な対応を取ることが大切です。

この記事では、「長時間の読書で鼠径ヘルニアを悪化させないための対策」についてご紹介しました。

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鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。

鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。

鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。

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