鼠径ヘルニアと男性不妊、知っておくべきこと
今日のテーマは、「鼠径ヘルニアと男性不妊、知っておくべきこと」
鼠径ヘルニアは手術でしか治すことはできません。
今回は、鼠径ヘルニアと男性不妊の関係について解説していきたいと思います。
鼠径ヘルニアについて
鼠径ヘルニアは、腹部の臓器が腹壁を通って飛び出す病気で、主に鼠径部に影響を及ぼします。
男性の場合、この病気が不妊に関連していることがあります。
鼠径ヘルニアが不妊の原因になる主な理由は、ヘルニアが精巣の機能に影響を与える可能性があるためです。
特に、ヘルニアが大きくなりすぎて精巣の血流を妨げたり、精巣を圧迫したりする場合、精子の質や量に悪影響を及ぼすことがあります。
参照元:Inguinal Hernia(National Institutes of Health)
鼠径ヘルニアと男性不妊について
鼠径ヘルニア自体が直接的に不妊を引き起こすわけではありませんが、ヘルニアによる慢性的な圧迫感や痛みが性行為への影響を及ぼし、間接的に不妊の原因になることがあります。
また、ヘルニア修復手術の際に精管が損傷を受けるリスクがあり、これが精子の通過障害となり得ます。
鼠径ヘルニアがある場合でも、適切な治療を受けることで、多くの場合、性機能や生殖能力は正常に保たれます。
ヘルニアの診断を受けた場合は、医師と密接に連絡を取り、ヘルニアの大きさや位置、手術の必要性について相談することが重要です。
参照元:Male infertility following inguinal hernia repair: a systematic review and pooled analysis
まとめ
不妊に悩む男性で鼠径ヘルニアが見つかった場合は、ヘルニアの治療と並行して、専門の不妊治療クリニックで相談を受けることをお勧めします。
不妊の原因は多岐にわたるため、ヘルニア以外にも検討すべき点があるかもしれません。
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※この記事は「鼠径ヘルニア 性行為 男性」のキーワードでの検索ニーズに応えるため、医師監修のもと作成しています。
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この記事を監修した人
日本外科学会専門医/日本外科学会指導医/日本消化器外科学会認定医/日本ヘルニア学会鼠径部ヘルニア習得医
年間1000人以上の鼠径ヘルニア手術を担当および監修。安全で体へのダメージや再発が非常に少ない術式〈単孔式腹腔鏡下鼠径(そけい)ヘルニア根治術(SILS-TEP法)〉を行う日本有数のドクター。
外科医向けの鼠径ヘルニア手術の教科書を多数執筆する他、主な著書に『1日で治せる 鼠径ヘルニア読本』 合同出版/2024年2月刊/『ヘルニアの外科』(共著) 南江堂/2024年10月刊などがある。

Gi外科クリニック理事長・医師 池田 義博
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鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。
鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。
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カテゴリ:鼠径ヘルニア