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鼠径ヘルニア

鼠径ヘルニア術後の筋トレは?運動の注意点を解説!

患者様に説明する医師のイメージ画像

「鼠径ヘルニアの手術後において、筋トレをしてもよいの?」

「鼠径ヘルニアの手術後は、いつから運動を始めてよいの?」

鼠径ヘルニアの手術を受けて、このように疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では「鼠径ヘルニアの手術後の筋トレなどの運動」について特集します。

鼠径ヘルニアとは


鼠径ヘルニアとは一般的に「脱腸」と呼ばれ、本来はお腹の中にある腸の一部が太ももの付け根の部分「鼠径部」から飛び出てくる病気です。

鼠径ヘルニアの症状としては、太ももの付け根の部分「鼠径部(そけいぶ)」にポッコリとしたふくらみが出ること、鼠径部に痛みを感じることなどがあげられます。

そのような鼠径ヘルニアの原因ですが、加齢とともに鼠径部の筋肉が弱くなり、鼠径部にある管「鼠径管」に隙間ができ、その隙間から腹膜が風船のように飛び出すことがあげられます。

この風船のように飛び出した腹膜の中を腸が出入りするのが鼠径ヘルニアという病気です。

参照元:Inguinal Hernia(National Institutes of Health)

鼠経ヘルニアの手術


鼠径ヘルニアの手術では、一般的に人工補強材を使用して手術が行われます。

この人工補強材とは、やわらかいメッシュ状のシートのことをさし、鼠径部のヘルニアの出口をふさぐ目的で使用されます。

人口補強材を用いて行われる鼠径ヘルニアの手術ですが、術式としては皮膚を切開して治療する鼠径部切開法と、腹腔鏡(内視鏡)をお腹の中に挿入して治療を行う腹腔鏡法などがあります。

また治療期間も、従来の入院して手術を行う治療、日帰り手術での治療と複数の選択肢が存在します。

参照元:Inguinal hernia repair

鼠径ヘルニアの手術後の筋トレなどの運動

鼠径ヘルニアの手術後の運動ですが、痛みが生じない場合は散歩などの軽い運動であれば手術後翌日から行って問題ないとされています。

ただし筋トレやスポーツといったお腹に強く力が入る運動は、手術後2週間~3週間以降とされるのが一般的です。

鼠経ヘルニアは、お腹に力が入る運動や動作を行っているとなりやすい病気です。例えば重い荷物を持つことが多い宅配ドライバーや大工、またアスリートも鼠経ヘルニアになりやすいとされています。

このような背景から鼠径ヘルニアの手術後の筋トレなど激しい運動については、主治医にしっかりと相談したうえで手術から2週間~3週間以降に再開するのがよいでしょう。

なお鼠径ヘルニアの治療後に筋トレをして、対側(反対側の足)の鼠径ヘルニアの発症を防ごうと考える患者さんもおられますが、鼠径ヘルニアは筋肉を鍛えれば予防できるというわけではありません。

その点も「手術後の筋トレ」をテーマに考えるのであれば、把握しておきたい情報です。

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※この記事は「鼠径ヘルニア 運動」のキーワードでの検索ニーズに応えるため、医師監修のもと作成しています。

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この記事を監修した人


日本外科学会専門医/日本外科学会指導医/日本消化器外科学会認定医/日本ヘルニア学会鼠径部ヘルニア習得医
年間1000人以上の鼠径ヘルニア手術を担当および監修。安全で体へのダメージや再発が非常に少ない術式〈単孔式腹腔鏡下鼠径(そけい)ヘルニア根治術(SILS-TEP法)〉を行う日本有数のドクター。
外科医向けの鼠径ヘルニア手術の教科書を多数執筆する他、主な著書に『1日で治せる 鼠径ヘルニア読本』 合同出版/2024年2月刊/『ヘルニアの外科』(共著) 南江堂/2024年10月刊などがある。

Gi外科クリニック理事長・医師 池田 義博

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鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。

鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。

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