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食べるサプリメント!旨みたっぷりあさりについて

管理栄養士ブログのタイトル

こんにちは、管理栄養士の尾上です。

あさりは貝類の中でもさまざまな料理に使える食材。
貝類の旨みのもと、コハク酸によってよい出汁もでます。
お汁ものはもちろん、野菜などと組み合わせて料理の幅を広げましょう!

今回はそんな「あさり」について解説していきたいと思います。

あさりの栄養について


貝のイラスト

あさりは高タンパク質で低脂質な食材のひとつです。
身は小さいですが、ビタミンB2、ビタミンB12、鉄、亜鉛、カリウムなど栄養素がたくさん含まれています。

中でも、ビタミンB12の構成成分でもあるコバルト。
ビタミンB12を含む食材に含まれており、研究が進められています。
骨髄の造血作用に必須で、貧血の予防、神経や身体の調子を整える働きがあります。
不足すると、貧血や食欲不振、消化不良、集中力や記憶力の低下、神経過敏などの症状があります。

また、あさりにはタウリンというアミノ酸が豊富に含まれていて、これは、血中の悪玉コレステロール(LDL)を抑えて、動脈硬化の予防に役立つと言われています。
また、肝臓の機能を高める作用があるため、二日酔い対策にも効果が期待できます。
お酒をたくさん飲む機会がある方は、お酒といっしょにあさりを食べたり、あさりが入ったお汁を飲むことで、二日酔いを防ぎましょう!

あさりをおいしく食べる方法

あさりの旬は春から秋にかけて。
殻がしっかりと閉じていて水管が出ているものがおすすめですよ。
あさりの風味を楽しむためには水から弱火で加熱して、じっくりと旨みを引き出すと◎。
火を入れすぎると、身が固くなってしまうので、あさりの口が開いたらすぐに火を止めるのがポイント。
ビタミン、ミネラルなどの栄養素が煮汁に出てしまうので、汁も丸ごと食べられるメニューがおすすめですよ。

砂抜き後は冷凍保存も可能ですが、その場合は解凍せずに凍ったまま調理しましょう。
砂抜きは濃度2~3%の塩水をあさりがかぶるくらいまで入れ、3時間ほど置いておきます。
砂抜き済みのあさりを調理する場合も、さっと洗ってから使用しましょう。

栄養満点で二日酔いにも効果が期待できるあさり。
今晩、お酒を飲まれる方はあさりのおつまみを意識して食べてみてはいかがでしょう?

今回は「あさり」について解説しました。

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