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鼠径ヘルニア

スポーツ大会や運動会に参加する鼠径ヘルニア患者へのアドバイス


こんにちは!
鼠径(そけい)ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」です。

当院では日々、鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術を行っています。
男性の3人に1人は一生涯で一度は鼠径ヘルニア(脱腸)を発症する可能性があるとの研究報告もあり、私たちにとって身近な病気といえるでしょう。

今回は、「スポーツ大会や運動会に参加する鼠径ヘルニア患者へのアドバイス」についてご紹介します。

秋や春になると、学校や地域で運動会やスポーツ大会が開催され、多くの人が参加を楽しみにしています。
しかし、鼠径ヘルニアを持つ方にとって、激しい運動や長時間の活動は症状を悪化させるリスクがあるため、注意が必要です。
この記事では、鼠径ヘルニア患者がスポーツ大会や運動会に参加する際に気をつけるべきポイントを解説します。

鼠径ヘルニアとは?


鼠径ヘルニア(そけいヘルニア)は、内臓が腹部の筋膜の弱い部分から足の付け根(鼠径部)に飛び出してしまう状態のことを指します。
男性に多く見られますが、女性や子どもにも発症することがあります。
症状としては、鼠径部にふくらみや痛みを感じることがあり、特に重いものを持ち上げたり、激しい運動を行ったりする際に症状が悪化しやすくなります。

スポーツ大会や運動会でのリスク

  • 激しい運動による負担: スポーツ大会や運動会では、走ったり飛び跳ねたりと、腹圧がかかる運動が多く行われます。これらの運動は、鼠径ヘルニアの症状を悪化させる可能性があります。特に、ダッシュやジャンプなどの急激な動きは、鼠径部に強い圧力をかけ、症状を引き起こすリスクが高まります。
  • 長時間の活動による疲労: 運動会やスポーツ大会では、長時間の立ちっぱなしや歩行が続くことが多く、これも鼠径ヘルニアに負担をかける要因となります。疲労が溜まると、筋肉が硬くなり、鼠径部への圧力が増加します。

安全に楽しむための対策

  • 運動の種類を選ぶ: 参加する競技や種目を選ぶ際は、激しい動きや重いものを持つ競技は避けることが賢明です。ウォーキングや軽いストレッチなど、体に負担が少ない活動に参加することを検討しましょう。
  • 適度な休憩を取る: 長時間の運動や活動を続けると、症状が悪化するリスクがあります。競技の合間には、必ず適度な休憩を取り、鼠径部にかかる負担を軽減するよう心がけましょう。休憩時には足を伸ばしたり、リラックスする姿勢を取ることが大切です。
  • 適切な服装と装備: 締め付けの強い服装やベルトは、鼠径ヘルニアの症状を悪化させる可能性があるため、ゆったりとした動きやすい服装を選びましょう。また、サポーターを使用することで、鼠径部への負担を軽減することができます。
  • 事前に医師に相談する: スポーツ大会や運動会に参加する前に、必ず医師に相談してアドバイスをもらいましょう。医師の指示に従い、自分の体調をよく確認した上で、無理のない範囲で活動することが大切です。

まとめ

鼠径ヘルニアを持つ方でも、適切な対策を講じれば、スポーツ大会や運動会を楽しむことができます。
無理をせず、自分の体調に合わせた活動を選び、安全に楽しむことを心がけましょう。
もし症状が悪化するようであれば、早めに医師に相談し、適切な対応を行うことが重要です。

この記事では、「スポーツ大会や運動会に参加する鼠径ヘルニア患者へのアドバイス」についてご紹介しました。

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鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。

鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。

鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。

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