鼠径ヘルニアと筋トレ:安全なトレーニング方法
こんにちは!
鼠径(そけい)ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」です。
当院では日々、鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術を行っています。
男性の3人に1人は一生涯で一度は鼠径ヘルニア(脱腸)を発症する可能性があるとの研究報告もあり、私たちにとって身近な病気といえるでしょう。
今回は、「鼠径ヘルニアと筋トレ:安全なトレーニング方法」についてご紹介します。
こんにちは!筋トレをしている皆さん、特に体を鍛えている方に向けて、筋トレが引き起こすかもしれない一つの健康問題、鼠径ヘルニアについてお話しします。
筋トレは体を強くする素晴らしい方法ですが、間違った方法で行うと体に悪影響を及ぼすこともあります。
鼠径ヘルニアって何?
鼠径ヘルニアは、腹部の内臓が腹壁の弱い部分から飛び出してしまう状態です。
これは通常、腹部の下部、特に太ももの付け根付近で起こります。
筋トレ、特に重いウエイトを持ち上げるときには、このリスクが高まることがあります。
筋トレと鼠径ヘルニアの関連性
筋トレ、特に重量挙げやデッドリフトなどの運動は、腹圧を一時的に大きく上げます。
このため、腹部に大きな力が加わり、鼠径部の弱い箇所にストレスがかかることがあります。
特にフォームが不正確だと、このリスクが高まります。
鼠径ヘルニアの主な症状
筋トレをしていて以下のような症状があれば、鼠径ヘルニアかもしれません。
- 鼠径部の膨らみ:立っている時や重い物を持ち上げた時に見られます。
- 痛みや不快感:運動中や運動後に鼠径部に痛みを感じる場合です。
- 活動時の違和感:何かが引っかかる感じや動きにくさを感じる場合。
鼠径ヘルニアの予防と対策
筋トレを続ける上で鼠径ヘルニアを予防するためには、以下の点に注意してください。
- 適切なウォームアップとクールダウン:運動前後には体をしっかりと準備し、筋肉の柔軟性を高めて怪我のリスクを減らしましょう。
- 正しいフォームの維持:筋トレの際は、特にフォームを正確に行うことが重要です。不適切なフォームは体に不必要なストレスをかけ、鼠径ヘルニアのリスクを増大させます。
- 重量の徐々の増加:急に重いウエイトを持ち上げるのではなく、徐々に重量を増やすことで、体に適応する時間を与えましょう。
- 体のサインを無視しない:不快感や痛みを感じたら、無理をせず、トレーニングを中止してください。必要に応じて医療の専門家に相談しましょう。
まとめ
筋トレは健康で強い体を作るために非常に有効ですが、安全な方法で行うことが非常に重要です。
特に鼠径ヘルニアは、若いアスリートにとっても無視できないリスクです。
適切な予防策を実践し、安全にトレーニングを楽しみましょう。
何か異常を感じたら、すぐに対処することで、長期的な健康を守ることができます。
この記事では、「鼠径ヘルニアと筋トレ:安全なトレーニング方法」についてご紹介しました。
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鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。
鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。
鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。
24時間365日受付中!
また受診はためらうけど症状が気になる方のための無料相談窓口も設けています。
無料相談窓口では、鼠径ヘルニアに詳しい当院の看護師がご対応致します。
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カテゴリ:鼠径ヘルニア