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鼠経ヘルニア予防

専業主婦・専業主夫の鼠径ヘルニア予防法と改善策


こんにちは!
鼠径(そけい)ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」です。

当院では日々、鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術を行っています。
男性の3人に1人は一生涯で一度は鼠径ヘルニア(脱腸)を発症する可能性があるとの研究報告もあり、私たちにとって身近な病気といえるでしょう。

今回は、「専業主婦・専業主夫の鼠径ヘルニア予防法と改善策」についてご紹介します。

専業主婦・専業主夫の方は、毎日の家事をこなす中で、鼠径ヘルニアの症状に悩まされることがあるかもしれません。
家事は思った以上に体を使う作業が多く、特に重いものを持ったり、長時間の立ち仕事が続いたりすることは、鼠径ヘルニアを悪化させる可能性があります。
今回は、専業主婦・主夫が鼠径ヘルニアに負担をかけないための対策についてお話しします。

鼠径ヘルニアとは?


鼠径ヘルニアは、腹部の筋膜が弱くなり、内臓が足の付け根(鼠径部)から飛び出す状態のことをいいます。
特に男性に多く見られる病気ですが、女性も発症することがあります。
症状としては、鼠径部にふくらみが現れ、重いものを持ったり、お腹に力を入れたりする動作で痛みや違和感が増すことがあります。
日常生活での動作が原因で悪化することがあるため、注意が必要です。

家事が鼠径ヘルニアに与える影響

専業主婦・専業主夫の方にとって、掃除、洗濯、料理、買い物などの日々の家事は欠かせないものですが、これらの活動が鼠径ヘルニアを悪化させるリスクもあります。
特に次のような動作が影響を与えることがあります。

  • 重い物の持ち運び: 洗濯物のバスケットや掃除道具、買い物袋など、家庭内で重いものを持ち運ぶ機会が多くあります。これらを持ち上げる動作が腹圧を高め、鼠径ヘルニアのリスクを高める原因となります。
  • 長時間の立ち仕事: 料理や掃除などの立ち仕事が続くと、体全体に負担がかかり、鼠径部への圧力も増します。特に、長時間前かがみの姿勢を取ると、鼠径ヘルニアの症状が悪化することがあります。
  • 前かがみの姿勢: 床の掃除や低い棚から物を取る際に前かがみの姿勢を取ることが多く、これが鼠径部に余分な負担をかけてしまいます。

鼠径ヘルニアを悪化させない家事の工夫

  • 正しい姿勢で物を持つ: 重い物を持つ際には、腰だけでなく膝を使って持ち上げるようにしましょう。背筋を伸ばし、膝を曲げて体を下げることで、鼠径部にかかる圧力を減らすことができます。また、荷物はできるだけ小分けにして、軽いものから持ち運ぶよう心がけましょう。
  • こまめに休憩を取る: 料理や掃除などの長時間の立ち仕事が続くと、体に負担がかかります。特に鼠径ヘルニアを持っている方は、作業を1時間おきに区切り、休憩を取ることで体をリラックスさせることが大切です。軽いストレッチを行うと、血流も良くなり、負担が軽減されます。
  • 作業場所の高さを調整する: 調理台や洗濯物干しの高さが低すぎると、前かがみになりやすくなります。できるだけ作業台の高さを調整し、腰を曲げずに作業ができるよう工夫しましょう。これにより、鼠径部への負担を減らすことができます。

鼠径ヘルニアの治療について

鼠径ヘルニアは自然に治ることがなく、放置すると症状が悪化してしまいます。
基本的には手術で治療しますが、症状が軽度のうちは日常生活での工夫やサポーターの使用で進行を防ぐことができます。
痛みや違和感を感じた場合は、早めに医師に相談し、適切な治療を受けることが重要です。

まとめ

専業主婦・専業主夫の方にとって、日々の家事は大切な役割ですが、鼠径ヘルニアを持っている場合は体に負担をかけないよう工夫することが大切です。
重い物の持ち方や作業中の姿勢、適度な休憩などを心がけることで、家事を楽しく続けることができます。
もし症状が気になる場合は、早めに医師に相談して対策を取りましょう。

この記事では、「専業主婦・専業主夫の鼠径ヘルニア予防法と改善策」についてご紹介しました。

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鼠径ヘルニア専門クリニック「Gi外科クリニック」では、岡山院(岡山市)、京都院(京都市四条烏丸)、阪神院(西宮市西宮北口)で中四国、関西を中心に鼠径ヘルニアの患者さんを治療しています。

鼠径ヘルニアという病気は、放置しておくと時に命に危険が及ぶ「嵌頓(かんとん)」を起こす可能性があります。
そのため、鼠径ヘルニアの症状がある場合は痛みの有無に関わらず、早期治療をおすすめします。

鼠径ヘルニアの症状がある方はお気軽に当院を受診ください。

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