専門医が答える鼠径(そけい)ヘルニアQ&A

私は小さい頃に、鼠径ヘルニア(脱腸)と診断されました。泣いた時に足の付け根がポッコリと膨らみます。

高校生になった今でも、泣かなくとも左右どちらかがポッコリと膨らんでいる時があります。
調べたところ、成人になって自然と治るものでもなく、最悪の場合、子宮が壊死するとありました。
たまに痛むこともあります。これは手術したほうがいいのでしょうか?

鼠径ヘルニアは乳幼児期と中高年の方に多い良性の病気です。
別名「脱腸」と言われるように、主に腸が腹壁の弱い部分から飛び出してくる病気です。

治療は乳幼児期と成人では方針がやや違ってきます。
乳幼児期には自然に治癒する可能性があるため、3歳ぐらいまでは様子を見ることもあります。

しかし、成人の場合は経過観察やお薬で治療できる病気ではなく、手術しか方法はありません。
質問者様が高校生ということで考えると、乳幼児期の鼠径ヘルニアが自然治癒することなく現在に至ったと考えるべきだと思います。
現在の状況では、治療手段は手術しかありません。ちなみに手術方法は中高年の方と高校生では違ってきます。(手術を受ける施設の方針にもよりますが)

鼠径ヘルニアは良性疾患ですが、放置し嵌頓(かんとん)という状態になれば危険な病気です。
※嵌頓:飛び出した腸が戻らなくなり、腸への血流が途絶え、最終的には腸が腐ってしまい、腹膜炎に至る可能性が高い状態です。
早目に外科(消化器外科)受診をお勧めします。

※当院の治療対象は成人です。

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